7/14/2013

日本へ一時帰国;住民票、年金、健康保険、児童手当(前子ども手当)、車の保険。。諸手続きどうすれば良い!?

日本へ一時帰国した際、一番困ったのが市町村•自治体での色々な手続きでした〜!

色んな海外在住者のお友達から話を聞いたり、実際に年金事務所に問い合わせたりしてみました。また今度帰るときに忘れそうだし、誰かの役に立てればと思い、こちらに記しておきます。

日本へ一時帰国したとき、一体どこまで市町村の手続きをすれば良いのか、またそのメリットやデメリットは何なのか、ほんとーーによく分からないことだらけだし、年金事務所に電話しても頼りないお兄ちゃんに電話を回され、話を聞いた後も?だらけでした。。


⌘一時帰国したとき、住民票を入れるべきか?
住民票を入れることのメリット:
1)住民票を入れると、自動的に児童手当を受けることができます。

2)住民票を入れることで、国民健康保険に加入できます。国民健康保険の掛け金を払わなければいけませんが。

3)一時帰国して住民票を入れるとなった場合、ほとんどの人が実家の両親と同世帯に自分や子どもの住民票を入れることなると思います。住民票を入れることで、扶養者(つまり自分の父親、母親など)にとって非扶養者がまた増えることになります。これによって扶養者の税金が多く返ってくることになります。

住民票を入れることのデメリット:
1)年金および国民健康保険に加入しなければいけなくなります。これを避けることはほとんど不可能です。しかし、いくつか年金を払わなくても良い手があります:

 →自分に日本での収入がないということを所得証明を提出することによって、年金の支払いを避けることができる人もいます。ただ、例えば自分が実家である両親の所帯に入ることになり、所帯主にある程度の収入があると、「所帯主に収入があるので、年金を払いなさい」と後に手紙を受け取ることもあります。ただ、世帯主の収入がわずかであった場合は、所得証明を提出することで年金を支払うことを免れることができます。

 →日本で収入がなく、年金を支払いたくないという人は、親に頼んで所得証明を発行してもらい、これまた親に頼んで提出してもらうことで年金の支払いを免れることができるそうです。ただし、これも日本での扶養者(多くが父親か母親ですかね)の収入が比較的低い場合のみです。扶養者の収入がある程度ある場合、やはりこの手は使えません。

 →アメリカで自分もしくは配偶者が年金をかけてくれているという旨を伝えると、日本の年金を支払うことを免れることができます。これはおそらく日米で年金が以降できるシステムがあることが理由だと考えられます。
 
 →海外にすぐ帰るという旨を説明すると、住民票を入れていても年金免除を受けることもできるそうです。ただ、どこの自治体も住民票を入れる=健康保険、年金、(日本での収入があれば)住民税、の3セットが必ず付いてくるので、難しいんじゃないかと思います。

2)自分が日本で収入がある場合(101万以上だそうです)、住民税を支払うことになります。収入が無い場合は支払う税金がないということで、住民税は支払う必要はないです。


住民票を入れる際の注意点:
1)子どもの住民票を入れる際、子どもの日本のパスポートを提示しなければいけません。日本に入国する前にアメリカでパスポートを作っておくことが必須です。私はアメリカで申請すると場所も遠いし二回も取りにいかないといけないし、乳児を抱えてシアトルまで運転することに非常に悩んだのですが、アメリカにいる間にパスポートを取っておいて良かったです。詳しいことはこの段落の下に書いておきますね。日本に入国してから子どものパスポートを取る人もいるみたいですが、日本のパスポートが無い期間は住民票も入れることができないし、つまりその間健康保険もかけることができません。子どもが急病や事故に会ったときのことを考えれば、面倒でお金も日本で申請するより少し高くつきますが、アメリカでパスポートは申請しておくと良いと思います。

 →海外に在住する子どものパスポートについて:
  パスポートというものは、住んでいる場所で発行されることが鉄則だそうです。
  つまり、アメリカで住んでいるなら、在米の日本領事館でパスポートを発行してもら
  う必要があります。日本に帰ってからパスポートを作ってもらうことは、利便性から
  も大きなメリットがありますが(日本はパスポートセンターがいっぱいあって、家の
  近所にあるから便利ですよね!)、本来はダメだそうです。よく、アメリカのパス   ポートで子どもと一緒に入国した日本人のママが、日本の入国管理管の方に「お子さ
  んの日本のパスポートも取って下さい」とチクチク言われるという話も聞きます。

2)住民票を入れることで、住民税、年金、健康保険の支払い責任が発生します。例えば月末の31日に日本のパスポートで入国した場合、この月の分の住民税、年金、健康保険を支払わなければいけません。少しでも出費を減らしたいならば、月の頭に帰国するのが良いかもしれません。


⌘一時帰国したとき、児童手当をもらえるか?
児童手当とは、本来海外に在住している邦人は受け取ることはできません。日本国内に住む児童が対象となります。しかし、児童手当をもらえる基準というと、住民票が日本国内にあるかどうかということなのです。

最近は以前より申請が厳しくなり、一時帰国の際に「一ヶ月だけの滞在です」などと言うと「それでは短すぎるので申請は受け付けられません」と言われてしまします。そもそも「一時帰国」という基準では日本に「住んでいる」という定義から外れてしまいますもんね。しかし、住民票を日本に置き、年金と健康保険と住民税を支払いながら、海外に住み、児童手当をもらっている人もいるみたいです。

児童手当を受けるメリット:
1)言うまでもなく、お金がもらえます。3歳未満だと一ヶ月で15000円です。
2)児童手当と同時に、「乳幼児医療費助成制度」を受けることができます。乳幼児は医療費がタダになります。これには審査があり、自分もしくは所帯主の日本国内で収入が多いと、認められません。

児童手当を受ける際の注意点:
1)児童手当は、扶養者の収入が多いと減額されます。子どもが一人であれば、大体年収がおおよそ830万以上ある場合、月々の手当は5000円に減額されるようです。

2)児童手当は4ヶ月に一回、4ヶ月分がまとめて支給され、その支給月は定められています。2013年は2月、6月、10月となっています。10日に支給されることが多いそうです。

3)児童手当は毎年一回、「現状届け」の申請を行わなければいけません。ちゃんと子どもがその市町村で暮らしているのかなど、市役所から送られてきた書類に記入し、返送します。郵送で可能です。

4)児童手当を受ける際、市役所が手当を振込むことができる預金口座を持っていなければいけません。確か、親である自分(子どもにとっての扶養者)の名前でなければいけなかったはずです。

5)児童手当を受ける場合、対象の子どもの日本のパスポートが必要です。日本国籍はもとより、入国日をチェックされます。

6)児童手当を受けるということは、住民票が日本にあるということなので、年金、国民保険、日本での収入があれば住民税を支払う必要があります。ただし、年金に関しては上に挙げたような例外も適用されます。年金は現在の所、一ヶ月で15040円の掛け金だそうです。これをかけても、児童手当を15000円もらったら完全にプラマイゼロみたいな感じですね。



⌘一時帰国したとき、国民健康保険に加入すべきか?

健康保険に加入することのメリット:
1)言うまでもなく、病院にかかったときに3割負担の支払いのみですみます。

2)扶養者の加入している健康保険によれば、二人目以降の保険加入料はまったく上がらないこともあります。例えば、父親の会社の健康保険に非扶養者として加入しても、父親はすでに母親を健康保険の非扶養者として含んでいて、それ以上何人健康保険の非扶養者が増えても、掛け金が変わらず一定ということです。この掛け金についての詳細は会社に(アメリカみたいに人事部なのかな?)などに問い合わせると分かると思います。

健康保険に加入することのデメリット:
1)自動的に年金を支払うことになります。しかし、これも上で述べた方法で免除を受けることができます。

2)自分が日本で収入がある場合、住民税を支払うことになります。収入が無い場合は支払う税金がないということで、住民税は支払う必要はないです。




⌘一時帰国したとき、車の保険に加入すべきか?

車の保険に加入することのメリット:
1)当然、車を運転するならば加入するに超したことはないですよね。

2)家族の入っている車の保険に加入する場合、自分の年齢によってはまったく追加料金なしで車の保険に加入することができます。
私の家は確か全労済なのですが、私が30歳以上であれば、申請をした日から一年間はまったく無料で車の保険に加入することができました。30歳以下だと、確か数千円(全然高くなかった覚えがあります)〜数百円で加入できました。ちょうど日本で30歳の誕生日を迎えたので、まったく掛け金が上がることなく加入できて良かったです。結婚して親とは別の姓になりましたが、「今現在同居している」という条件が合ったため無料でした。ソニー損保が今人気ですが、人気の保険会社はどこも似たようなプランだと思うので、ソニー損保も同じ感じではないかと思います。

車の保険に加入することのデメリット:
1)場合によっては、お金がかかることがあります。