10/12/2024

TOTO ウォシュレット

夫とは付き合っていた頃からずっと、結婚してアメリカに住んだらウォシュレットを付けよう!と言っていた。実際結婚して2011年にアメリカに移住してきた時、アメリカでどうやってウォシュレットを買えるのかリサーチをしたところ、確か当時は10万以上していた。TOTOのアメリカ支部でしか取り扱っておらず、そこから直接買うことになるようだった。そしてウォシュレット本体を買う以外にも、トイレの後ろの壁にGround Fault Circuit Interrupter (GFCI;アウトレットのプラグ部分に誤って水が入った場合、感電を防ぐために自動的に電気回線がシャットダウンする)を付ける必要がある。GFCI回線がバスルームのどこかにあれば、わざわざトイレの後ろに新設する必要もなく、そこにウォシュレットのコードをつなげてもいい。でも、日々の生活で目に見える部分にだらんと伸びコードを見るというのが私的には嫌だ。トイレに10万以上もかけるお金もなければ、GFCI回線を新設するお金も手間も考えたくない。それに、しばらく貸アパートか貸し家に住んでいたので、回線を追加することもできないし、長い間「まぁ、またいつかしたいこと」のリストに入っていた。

時は経って2024年。アラスカはオイルで得た利益を州民に分けるという制度があり、これをPermanent Fund Dividend;PFDと呼んでいる。今年は州民一人につき$1,702貰えた。こっちはクリスチャンとかモルモンの人は子供が4人とか6人とかいる家もあって、夫婦と子供を合わせたらすごい収入になる。4年に一度変わる知事(それか選出されれば最長で二期、つまり8年間、同じ人が知事になれる)の方針や財政状況によって貰える額が毎年変わる。アラスカに1月1日から12月31日まで継続して住んでおり、その翌年の4月だったかにPFDが欲しいという申請書にサインし審査に通ると、その年の10月の頭にPFDが給付される。

いつもPFDは貯蓄に回したり、ずっと欲しかったもの(スノーマシーンなど)を買うお金として使ったりしていた。今年はPFDを貰った機会にはウォシュレットを買うぞー!と意気込んだ(私だけが)。ネットで調べると2011年から打って変わって、どこでもTOTOのウォシュレットが買えるようになっている。Home Depotでも買えるし、Amazonでも買える。Amazonで返品された新品らしきTOTO のウォシュレットが$535で売っていて、それを買ってみた。通常価格が$1,200程度のモデルだったし、レビューもたくさんあって良かった。これなら間違い無いだろうと思い、購入してみた!すぐにウォシュレットが自宅に届き、自分でインストールしてみた。インストラクションも分かりやすく丁寧で、さすが日本企業!



まず、温水が瞬時にオンデマンドで出ることにびっくり!便座が暖かくて座るたびに幸せな気分になる❤️うちの息子も、「いいね〜!!マミーのウォシュレットかっこいい!日本で体験したみたいにお尻を洗ってくれるなんてすごい!シートが暖かいっていいね〜!」とか最初は褒めてくれていた。「うふふ、ね〜すごいよね!ほんともうこれって究極のお尻スパやんな!」とか返事していた私。

しかし、柔軟性に欠けて変化を嫌う自閉症持ちの息子は、しばらくしたら「。。僕、あのトイレは使いたくない。別のトイレ使う。もうさ、あのウォシュレット取っちゃったら?」って言ってきた🤣かわいそうだけれど、夫も私も「ぜっっっっっったい嫌!」と返事した😂うちの家にはトイレが三つあるので、ウォシュレットが嫌ならば、他を使えばいいだけの話だけれど、私が息子に、「ほら、もっとフレキシブルにならんと!座ってみー。もうめっちゃ暖かくて最高やで!お尻が綺麗になるし、温水が気持ちいい!」とかセールスピッチをあげてみたけど、まだ息子はウォシュレットを使っていない。。😅勿体なさすぎ!

夫がトイレに入るたび、「ねぇ。。。お尻スパ体験はどうだった!?」としつこく聞く私。TOTO ウォシュレットが「一度使ったら手放せないもの」の一つに入ってしまった。