3/14/2025

子犬の破壊力と学習能力

 子犬をトレーニングするのは大変だとずっと聞いていたけれど、一体何がどう、どの程度大変なのかをよく分かっていなかった。でも、私も夫も大人で責任感だけは強いし、感情のコントロールや忍耐強さ(私だけ笑)もある。なので絶対に乗り越えられるという自信はあった。特に、行動変容(Behavior Modification)は私の専門分野の一つなので、きっと大丈夫だろうと甘く見ていた。私の職務内容の一つは、重度の行動障害や行動に問題がある子どもの行動介入計画を書くこと。後で痛感することになったが、当然ながら人間と犬では行動変容のアプローチは少し違ってくる。ただ、この心理学の専門知識は今でも本当に役立っている。ところで、「子犬を迎え入れる準備」と検索すると、電気系統のコードは全部子犬の届かないところに置くとか、家具をどうするだの、まるでまた子育てを一から始めるようなものなのか。。とゾッとしたのを覚えている。

うちの場合、一番大変だったのはケネルトレーニング(夜になったら子犬をケネルに入れて一人で寝るように躾ける)!母親と兄弟、そして生まれて住み慣れた家から突然我が家に連れて来られたオリバーにとって、初めてうちに来た日は落ち着かずに怖かったと思う。しかも、寝る時間になるとケネルに閉じ込められて、相当怖かっただろうと思う💔7分くらい、冗談抜きで悪魔みたいにギャンギャン鳴いて、ケネルの鉄格子の間に口を突っ込んでどうにか出ようとしていた。こんな小さいのにびっくりするくらい大きな鳴き声で鳴くので、家族全員恐れ慄いた。

そして、まだ生後8週間だったので、数時間毎に外におしっこに連れて行く。大体夜中の2時45分〜早朝の3時もしくは4時くらいに、「ク〜〜ン!!!ク〜〜ン!!!」と、これまたすごい音量で鳴きだすので、ケネルを開けて外に連れて行く。オリバーがうちに来たばかりの頃、おしっこやうんこをするときはこうやって鳴いてくれたので、こちらもすぐに察して外に連れて行くことができた(後に鳴かずに、カーペットや床の上で粗相することになる😅)。深夜や超象徴におしっこに連れ出した後は、またケネルにオリバーを戻すのだけれど、ここでまたすごい音量で20分くらい鳴き倒す。この時点でもうみんなかなり目が覚めてしまって、二度寝できない。

これが三日間続いた。どんなに鳴いても絶対に注意を向けない(自分達の姿を見せない)、ケネルを開けないという方法を取ったら、四日目の晩から全く鳴かなくなり、翌週あたりになると、寝る時間に「オリバー、ケネルに来て!」と声かけするだけで自分からケネルに入るようになった!もしくは、寝る時間になると自分からケネルに入っている。ケネルトレーニングの最初の三日間は寝不足で家族全員ゾンビみたいになっていた🧟‍♀️🧟🧟‍♂️寝不足で一日中疲労困憊。。オリバーが家に来てから三日目と四日目の午後、私は寝不足のせいで、頭痛、ひどい疲労感、集中力の欠如があり、仕事が手につかなくなり仕事を少し早めに早退した。

ケネルトレーニングと同じほど苦戦しているのがトイレットトレーニング!オリバーは今生後10週目半。数時間持つこともあるけれど、約2時間毎程度に外におしっこに連れて行かないと、家の中でおしっこをするので大変。うんこはデータを取ってリズムを把握したのであまり問題ではない:朝起きてすぐに1回目のうんこ、朝ごはんを食べた25分後に2回目のうんこ、たま〜に朝起きてすぐに全てのうんこが出なかった場合、ご飯から昼ごはんの間に一度だけうんこをすることもあり。昼食25分後に3回目のうんこ、夕食後25分後に4回目のうんこ。おしっこもうんこも、家の中で床に鼻をつけて嗅ぎ回っていたり、普段行かない部屋に行こうとしているときは要注意で、この時点で気づいてすぐに外に連れて行くと大体ちゃんとうんこもおしっこも外でしてくれる。

オリバーをそこまで大きな問題なく迎え入れられたのは、夫婦二人で役割分担できていること、そして夫が在宅勤務しているおかげだと思う。夫は夜型人間なので、、自分が寝る直前まで待ってからオリバーをトイレに出して、できるだけ遅くオリバーをケネルに入れるようにしている。私は朝型人間なので、早朝のオリバーの世話は私がしている。

夫が在宅勤務なので、日中はオリバーはリビングでおもちゃを使って遊んだり、夫の足元で昼寝をしている。トイレの時間になると、玄関の前につけたラン(木と木の間に、約20メートルくらいに鉄でできたロープを張って、そこにリーシュをつけて、犬が行ったり来たりする)にオリバーを置いておくと、おしっこやうんこをしてくれるし、落ち葉で遊んだり、鶏やヤギを見たりして楽しんでいる。

日本の犬の躾法はどうなっているのかは知らないけれど、こちらでは飼い主が仕事で家を空けているとき(つまり、9時間くらい)は犬をケネルに閉じ込めておくのが一般的な犬の飼い方になっている。9時間も犬を狭いケネルに閉じ込めておくのは心が痛むし、それってどうなの!?😱と思う。そもそもケネルを用いる理由の一つとして、犬の破壊行動を防ぐことがあるけれど、そんな長い間、何の刺激もなく1日の大半を過ごすこと自体が破壊行動を引き起こす因子になるのではないか。。それならフェンスをした囲いに犬小屋を建てて、犬が小屋から外に自由に出れるようなシステムを作ってあげた方が良いような。。

うちの家族はアクティブなので、毎晩最低でも1時間半ほど散歩に行っている。海だったり、山だったり、家の敷地内で作業したり。。オリバーにしっかり運動をさせることも目的としてある。しっかり動いて刺激のある時間を過ごせているせいか、オリバーは家具やおもちゃ以外のものを噛んだり壊したりすることはない。

オリバーはおやつにあまり興味がないので、強化子(ご褒美)を探すのに苦労した!初めは数年前に缶詰にした鮭をあげていたけれど、濡れているので持ち運びしにくいし、スプーンを常に持ち歩かないといけない。次にムースの肉を細かく切って乾燥させたもの(ジャーキー)を家で作ったけれど、なぜか全然喜ばなかった。実家で飼っていた犬はみんな豚の耳が好きだったなぁと思い、豚の耳をあげると大ヒット!小さく切った豚の耳は、トイレを外でした時だけにあげている。褒めるとすごく喜ぶので、強化子が見つかったのはありがたい。訓練用にご褒美にあげるものではないけれど、本物の骨も大好き。

グレートピレニーズとカレリアンベアドッグはどちらも頑固で独立心が強いことで知られている。理由は、どちらの犬種も飼い主がいない場所で危険を察知したら自己判断で行動しなければいけないから。例えば、狼が羊の群れに近づいたら、どの瞬間に攻撃に出るか、それとも守備に入るかを自分で判断しないといけない。その間に他のピレニーズは羊の群れを安全な場所に移動させないといけない。ベアドッグの場合は、静かに森に入ってクマを見つけ。クマを見つけたらワンワン鳴いて主人に知らせる。オリバーももれなく頑固で、してはいけない(甘噛み)と分かっていても、あえてするような仕草をしてこちらの反応を伺っている😂10数年前に飼っていた犬のつーちゃんは、確か生後6ヶ月くらいだったせいもあるのか、躾は本当に簡単だったので、オリバーの頑固さには日々驚かされる!ただ、オリバーも飲み込みが早くてすぐに学習するので助かっている。