1/25/2025

車の事故 〜その2

秘書の人によると、私のボスはすでに職場を出たとのことだった。翌二日は別の職場に行くので、ボスの携帯に電話してみる。留守電になったのでボイスメールを残した。すると後で折り返し電話をかけてくれた。ボスに事情を説明すると、翌日すぐにビデオを見て事故の証拠をアーカイブしてくれるとのこと。他のみんなと同じく、「大変だったね。気の毒に。自分にもこんなことあったよ〜!」と労ってくれた。ボスも同じく、私の車を当てた職員に対して、「連絡先を残したのはいいことだけれど、何ですぐに自分や他の人に報告して車の持ち主を特定しなかったのか。これは問題だよ!」と言ってくれた。

車で事故(というのも大袈裟だけど、確かに事故か。。)に遭ったのは初めてなので、何をすればいいのか分からない。夫と一緒に色々調べて、とりあえず警察に事故を報告した。そこでケースナンバーを貰ったので、控えておいた。警察によると、駐車場で起こった事故は警察の管轄外なので、保険会社を通して対応してくれとのこと。

警察に電話している間、夫が保険会社を通してクレームをファイルした。保険会社のアプリはよく出来ていて、車の写真を撮って保存したり、必要事項を入力したりするのが簡単。ただ、この後の対応、レンタカーの手配、リペアショップの選び方など分からないことが多すぎて、保険会社に電話する。どんどん分からないことが出てきて、何度も電話する羽目になるのだが、話す人によって対応や手続きがちょっと変わってくるのでこの後苦戦することになる😱


(事故から二日目経った)今日までに実際に保険会社の支店に行って話を聞いたり、5度ほど電話で保険会社の人と話したりしたあと(カスタマーサービスなので全員別の人)、学んだことはこれ。


1)まず、警察に連絡する。自分の完全に車が停車していて、自分が車に乗っていない場合、当然ながら過失は全て相手にある。車を破損した場合、本当ならば相手は事故現場を離れてはいけないらしい。事故が分かった時点で、すぐにその場で警察に電話するべきみたい。ただ私の状況と同じく、被害者の立場として、事故がわかった直後に大事な用事がある場合、その場に留まってすぐに警察に電話するというのはちょっと無理がある。まぁ大きな事故の場合は当然すぐに警察に電話するけれど。。


2)自分に落ち度がない場合で、相手が分かっている場合は、相手のポリシーナンバーを使ってクレームを処理すること。

私は何も知らなかったので、自分のアカウントから自分のポリシーナンバーを使ってクレームを入れた。こういう大事な情報ははっきりと保険会社のウィブサイトに書いておいてよー!と思った。こんな情報、クレームを提出する際のページに全く書かれていなかった。結局何度か保険会社に電話したとき、このカスタマーサービスの人が情報を教えてくれたので、その人が私のポリシーを使ったクレームを破棄して、相手のポリシーを使った新しいクレームを発行してくれた。

自分のポリシーナンバーを使ってクレームを入れた場合、自分のクレームが今どの段階にあるのか(liability investigationの結果など)逐一チェックできるし、事故現場の写真や車の破損状態の写真などもアップロードできる。でも、相手のポリシーナンバーを使ったクレームでは、私は被害者なのに写真もアップロードできないし、クレームがどうなっているのかも全く把握できない。。


3)クレームが発行された後、次は保険会社が両方から話を聞いたり証拠を見たりしてどちらに責任があるのか調査をする。これは英語でliability investigationというらしい。

私の場合、初めに保険会社が、「相手の女性に何度か電話したんだけど出ないのよ。」と言ったので、直接本人と話したくない私は、共通の知人を介して、保険会社の人の電話に出るように頼んだ。すると、車を当てた本人は、「保険会社から電話なんて来ていない。」とのことだった。相手の人は全く自分から行動を起こさないことが分かったので、私から動くしかない😱この調査が終わらないとレンタカーも借りられないし、車も修理に出せない。なのでまた私が保険会社に電話し、この人に電話するように頼んだ。するとカスタマーサービスの人が、「分かった。相手に今すぐ電話してみる。結果が分かったらすぐに折り返し電話するから。」と言ってくれた。5分後くらいに本当にカスタマーサービスから電話がかかってきた😭相手がちゃんと損害を認めたので、これで次のステップに進めるとのこと。


4)Liability investigationが終わったので、次のステップ。次は損害額の査定。次は私が保険会社のアプリを使って車体の写真を撮り、それを提出する。二日以内に損害額の査定が出されるので、それを持って自分の選んだ車の修理屋に自分の車を持っていく。もし修理屋が査定以上の見積もりを出したときは、それをまた保険会社に提出するらしい。

私の車はドアが完全に閉じないのだが、定義的には私の車は運転できる(drivable)らしい。この言い分はわかるし、運転できるのはもちろんだけど、運転してる時に車のドアが開いて事故を起こしたらどうすんのよ。。と思う。運転できる状態ではない(undrivable)場合、レッカートラックを家まで呼んでくれて車をレッカー移動してくれるらしい。

友達の旦那さんが車のメカニックで、うちの保険会社とは連携していないので残念ながら修理は頼めないのだけれど、近場ではどこがおすすめか聞いてみた。すると、一つの修理屋さんの名前を挙げてくれた。うちの保険会社の人と後で話した時も、その修理屋さんが絶対におすすめで顧客の人も同じように言ってると言っていたので、そこでお願いすることにする。


5)私の場合、レンタカーを借りられるのは車を修理屋に出した直後から。この時点で自分の使える車が無くなるので、レンタカーを借りることができる。今日は土曜日でまだ損害額の査定も出ていないので、車を修理には出せない。。早くて月曜日かな。。

ちなみにうちの保険会社とパートナーシップがあるレンタカー会社は経った二社で、この二社はうちの近くに存在しない。。なのでどこのレンタカー会社に行ってもいいけれど、可能なら直接うちの保険会社に請求書をダイレクトに送ってくれるところで契約しようと思っている。これが不可能ならば、私が請求額を支払うと後で保険会社が払い戻してくれるらしい。



車の事故 〜その1

 終業後はほぼ毎日、クロスカントリースキーチーム(日本でいう部活動クラブ)の練習を終えた息子を4:00までに中学校まで迎えに行かないといけない。二日前の木曜日、仕事が終わってすぐに急いで自分の車に乗り込んで、さぁ運転しようと思ったら、ウィンドシールドとワイパーの間にメモが挟まれていた。運転席からはメモに書かれた"apologize"という言葉がチラッと見えた。「あ〜!!最悪ー!一体何が!?」と思いながらメモを取りに車を降りた。そこには、「あなたの車にバックで突っ込んでしまいました。助手席の後ろのドアです。ごめんなさい。」そこにはその人の車両保険番号、電話番号、そして名前が書かれていた。

当てられたドアを見ると、びっくりするくらい大きくへこんでいた。。ドアが変形していて、もう確実にドアを完全に交換するしかないような状態。ちょっと当たって凹んだとかそんなレベルではない。こんないつも満車の駐車場でどうやったらこんな大きな凹みができるほどぼーっとしていたのか、高速でバックしたのか。。唖然とした😱うちの職場の駐車場は、車と車の間は結構余裕を持って停められるけれど、車同士が出たり入ったりする通路の隙間がかなり狭い。みんなあまり真剣に考えず、自分の好きなように駐車するからかな。。冬の間は雪やアイスで駐車場に引かれた線がよく見えないのも理由としてある。

私は人に車を当てられるのが嫌なので(過去に苦い経験あり)、いつも一番建物の入り口から遠くて、駐車場の角部分に自分の車を止める。スーパーでもそう。できるだけ建物の入り口から遠くて周りに車が停車していない所に駐車する。

苛立ったのは、もしこのメモが風で飛んで行ったり(その日は風が強かった)雨が降ってメモが読めなかった場合どうすんねーん!ということだった。しかも、Outlookを使えば職員全体に簡単に一斉Emailを送れるので、車の特徴やナンバープレートを書いてみんなにメールを送ればいいだけの話だ。それか、受付の秘書の人に聞いて、被害にあった車の特徴を説明して、アナウンスメントをしてもらって車のオーナーを特定するのは簡単なこと。車が運転不可能な状態かもしれなのに、メモだけ放置されていて、被害を受けた側からすれば、「さぁ早く家に帰らないと!(もしくは早く次の用事を済ませないと!)」という時に、突然車が運転できない状態になったら本当に最悪だ。

仕事を終えて息子を4時までに時間通りピックアップするには5分しかない。幸い職場から息子の中学校は近いのでいいのだが、駐車場の通路が本当に狭くて車をスムーズに出しにくいので、その日はいつもと違う場所に自分の車を停めた。いつも停車するスポットよりも遠くて、前進するだけですぐに駐車場から出られる場所を選んだ。車のトランクには仕事用の大量の荷物を積まなければいけないので、職場から出たらすぐにトランクが開けられるように考えて停車していた。。。先を考えてしっかり動いたのに、こんな結果になるなんて😱

とりあえずすぐに息子を迎えに行かないといけないので、車を運転した。幸い電気関係に支障はないようで、ドアが開いているサインなどは出ない。運転していると、ドアが変形してちゃんと閉まっていないようで、外からの風がビュービュー!!と入ったり出たりするのが聞こえる。もし運転中にドアが一気に開いて誰かの車に当たったらどうしよう。。とヒヤヒヤしながら息子を迎えに行く。その後すぐに家に帰り、駐車場にあるビデオの録画をアーカイブしてもらおうと職場に電話をした。秘書の人がすぐに出てくれ、事情を説明したら上司にすぐに話してくれるとのこと。秘書の人も似たような事故があったそうで、「本当に大変ね。かわいそうに。。」と労ってくれた。そして車を当てた人の名前に心当たりがなかったので、「この⭕️⭕️さんって知ってますか?」と聞くと、「あ〜、あの人よ!」と教えてくれた。そこでやっとハッと気づく。今の職場で先生以外の人のラストネームはまだ覚えていない。今年から4校掛け持ちで全員のファーストネームとライスとネームを覚える時間もなかった。車を当てた人は知っている。多分今だに二言くらいしか話したことがない。ファーストネームだけはかろうじて覚えていた。

長くなると思うので次へ。。