12/27/2023

雪山でプチ遭難 Part 3

 夜は強風が吹き荒れていて、小屋の外はビュービューと言う轟音を聞きながら寝た。夜中に3回ほど目が覚めた時も風の音にゾッとした。翌朝、私はグースカと長い間寝ていたのだがボーイズはすでに起きていた。今日スノーマシーンを引っ張り上げることができて、家に無事帰れる保障はない。スノーマシーンがクリークに沈んでしまっていたり、どうしても引き上げられなければ、また山小屋に戻って救助が来るまで山小屋で過ごすことになる。私は家に帰れる可能性が50パーセント、山小屋に戻ってくる可能性が50パーセントくらいかなぁと思っていた。それを見越して、夫の提案から寝袋や寝袋を敷くパッド、食べ物や鍋などは山小屋に残しておいた。メモを残しておいて、荷物を残してしまい申し訳ないと言うことと、もし無事に家に帰れたならば荷物はまた水面がもっと凍ってから取りにくるか(私は絶対こんな恐ろしい思い出のある場所に帰ってくるなんて嫌〜!息子も絶対に嫌と言っていた)、もし可能ならお金を払うので道路のある場所まで持って来てもらえないかと言うことを、名前と電話番号と一緒に記しておいた。外に出ると幸い外は気温がグッと上がっていて、風は強かったが外の気温は前日とは比べられないほど暖かかった。多分マイナス3度(27F)くらいだったんじゃないかと思う。

一体今日何が起こるか分からないので、夫も私も落ち着かなかった。二人で頭の中に雲がかかったような鬱々とした気分で出発の準備をした。昨日来たあの最悪な雪山の道は、私たちが歩き、その上一晩経って雪がしっかり固まったおかげもあって簡単に歩くことができた。45分ほどでスノーマシーンとそりを残してきた場所に到着した。夫は歩くのが早いので、私と息子よりだいぶ早く現場に着いていた。

早速夫は一人でスノーマシーンの救助活動をしていた。昨晩話し合った時の夫の見解では、右足のソリが氷の下にあるため引っ掛かって持ち上げられないとのことだった。なので夫は氷を斧で少しずつ割っていた。私が心配していたのは、氷を割りすぎてプラットフォームがなくなることで、マシーンがまた水の中に落ちてしまうのではないかということだった。でも夫はこういうアウトドアやメカ系の論理力や推理力にはずば抜けて長けているので、夫を信頼して「やってみなよ」と賛同した。

夫はしばらく時間を掛けてそりの右足が完全に見えそうなく所まで少しずつ氷を割った。シャリシャリの氷と水に紛れていて、そりの足が完全に氷から出せそうかどうかよく分からなかった。夫の提案で、ほんの少しだけマシーンを前進させてスキーの足を出すという策を取ることにした。マシーンの前は水だったので、少しだけならいいけれど、下手したらマシーンが水の中に沈んでしまうかもしれない。でも夫を信じて、「少しだけやで!」とアドバイスをして見守った。口だけはよく出る私。夫はエンジンをかけて数センチだけ慎重にマシーンを前に動かした。次はこれまた夫の提案でマシーンを二人で持ち上げて左側に倒し、右のそりを完全に水面から出そうかと言うことになった。それは良い案だと言うことで、二人で思いっきりマシーンを持ち上げると、無事にそりの右足が水面から完全に出た!私はこのまま左にマシーンを完全に倒そうと思ったけれど、これまた夫の提案でマシーンの右側が完全に浮いた状態で夫がエンジンをかけ、リバースに入れた。その後マシーンを氷の表面に置くと、なんと無事にマシーンを完全に水面から出すことが出来た!

家族で大喜びした後、夫と二人で「これは大きな一歩だけど、この不安定な氷の下でスノーマシーンが沈まずに走れる保証なんてないから、まだまだ気を緩めちゃいけないね」と話した。私と息子がスノーシューズを履いていたので、夫は私に昨日スノーマシーンで来た道をちょっと歩いてみて、昨日の跡の右側を走ればいいか、左側を走ればいいか、氷の厚みを確かめて欲しいと言った。私はマシーンの足跡の左側は岸側なので安全だろうと思い、すぐ左側を歩いてみた。すると、一瞬で足が水中に沈んだ。それと対照的に右側は結構しっかり凍っているようだった。ただ、当然ながら人の重さに耐えられる氷の厚みに、スノーマシーンが耐えられると言う保証はない。人の重みに耐えられる氷の厚みは4インチで、スノーマシーンは5〜6インチと言われている。私たちのスノーマシーンは一般的なスノーマシーンより大きく重いし、荷物をいっぱい積んだそりも後ろに引いている。とりあえず、「左は絶対にあかんわ。足がすぐに水にはまった!」と報告した。それでもクリークの凍り方を見ていると、どの表面も全く予測不可能なことが分かる。例を挙げると、スノーマシーンの前は水、右側も水、でも左は結構しっかり凍っている。でも左も数歩進むと水と氷の混じったシャリシャリ。マシーンの後ろは一歩違いで水、シャリシャリ、そして硬い氷が張っているような状態。こんな感じで氷の厚みは3メートル四方の表面でさえバラバラで、厚さはおそらく1〜4インチ程度だと思う。スノーマシーンがハマった表面は2インチの氷が張っていた。ただ、できるだけ速い速度で思いっきりクリークの上をぶっ飛ばしてスノーマシーンで走れば、きっとここから脱出できる。

ここから脱出するために、まずスノーマシーンを救助するために外してあったそりをスノーマシーンに取り付けた。ソリを後ろに滑らせると、すぐ下に水が浮いてきた。気温は変わらず冬にしては暖かく、氷がかなりのスピードで溶けているだろうなと思った。一刻でも早くここから出ないといけない。荷物をまとめて3人でスノーマシーンに跨った。夫がエンジンをかけてアクセルであるレバーを強めに押した。その勢いでスノーマシーンが急発進した。その時に、重みと勢いで氷が割れてマシーンがグッと下に沈んだ感触を感じた。それでもマシーンが素早く動いてくれたおかげで、あの最悪の事故現場から一気に離れることができた。後ろを振り返ってスノーマシーンの跡を見てみると、水が浮いていて出来ていてゾッとした。この2、3マイルが一番危ないと思うので、ここを思いっきりマシーンを飛ばして脱出できれば、後はきっと大丈夫だろうと思った。のちに夫に聞いたのだが、3人もマシーンに乗っていて重いソリも引いていたのでなかなかハンドルを切ることが難しく、自分の体を思いっきり曲がる方向に傾けて重心をずらしても曲がりにくかったらしい。夫が昨日来た道を見ると、昨日は気付かなかったがスノーマシーン跡に水が浮いていたらしく、改めて危険な道を知らずに通っていたことが分かってゾッとしたらしい。とりあえず超高速で何マイルも走り続け、やっとクリークから脱出して、地面のある部分に出てくることができた!家族全員でほっとし、ハイファイブをしてやっと自分たちが安全な地表に戻って来れたことにただただ感激した。

この後はまた1時間45分かけてトラックを停めてあった駐車場までスノーマシーンを運転した。あの枝の垂れたハンノキの煩わしさが可愛くさえ思えた。トラックに辿り着くまでの時間はものすごく長く感じた。雪と木しかない環境の中で、途中で石油会社が打った杭やマーキングしてあるテープなどの人工物を目にするたびに感動した。文明を感じるたびに安心感が増した。トラックに戻って、後ろに引いていたそりに積んであった荷物を解いてトラックに積んだ。どの荷物も氷と雪でガチガチになっていた。夫が雷鳥を仕留めようと持ってきたライフルなんて、どこか氷河の底から「1万年前に人類が使っていた武器が発掘されました!」とニュースで写真と共に出てきそうならい氷がガチガチにまとわりついていた。自分たちがそれだけひどい環境にいたんだなぁと思うと改めてゾッとした。

トラックに乗って暖かいエアコンを感じた時に、心の底からほっとした。ボーイズは家に帰るまでの道にある小さい商店でジュースを買っていたが、私はずっと緊張していたせいかしばらく何も飲んだり食べたりする気持ちになれなかった。義両親に私たち全員が無事にトラックに辿り着き、今帰路に着いているというテキストを送った。義両親は私たちが無事だったことに大喜びしていた。


***

家に帰った翌日、早速ちゃんとした極寒の中でも履けるウォータープルーフのブーツを買った。マイナス40度でも履けるというレーティングのブーツ!夫のスノーシューズは色んな機能が付いていて息子がずっと欲しがっていたので、夫は自分のスノーシューを息子にあげた。数日後には夫が自分用に新しいスノーシューズを買った。これでまた家族全員が自分のスノーシューズを履ける。

今回の経験で、スノーマシーンに乗って雪山に行く時は以下の物は絶対に携帯するべきだねと夫と話した。幸いほとんどのツールは今回の旅で携帯していたので、無事に帰還できたのかも:

*軽量テント。非常事態を考えて、シェルターはその場で雪を掘ったり木を切ったりして作ることもできるけれど、テントがあれば簡単にシェルターになる。

*防水マッチと火種。

*手と足用のホッカイロ。

*スノーシューズ!!

*一番暖かいレーティングのコート(私はダウンのフィルパワー700と800のジャケットを着ていたのだが全く寒くなかった;一つは通気性の高い極薄のクロスカントリースキー用によく着ているジャケット。もう一つはウィンドプルーフ、ウォータープルーフの量高いジャケット)。アラスカでは当たり前だけれど、色んなレイヤーが必要。ウールの靴下、ウールのベースレイヤー、厚めのフリース、薄いダウンジャケット、厚いウォータープルー&ウィンドプルーフのダウンジャケット、念のためにレインジャケット。ボトムスはスノーパンツ、そして通気性のある水を弾くパンツ(雪が入らないように裾が萎んでいるもの)、ウールのベースレイヤー。

*ゲーター。もし水の中にはまっても被害が少ないし、雪の中を歩くには必須。履いているズボンが雪で濡れないので低体温症になる可能性も低くなる。そして、あとでズボンが乾きやすい。

*ウォータープルーフで暖かい冬用のブーツ。レザーや無駄にふわふわの装飾が付いているブーツ(私が履いていたブーツがまさにこれ。マイナス40だかでも履けると書いてあったけれど、合皮を使っていてウォータープルーフではなかったので全く使い物にならなかった)はだめ。ふわふわの装飾に雪がこびり付いて、次第にブーツに大きな氷の塊ができる。ブーツは上の部分がスリムな形状になっているもの。ブーツの上が膨らんだデザインは、雪がそこから入ってくるし、裾が萎んでいるデザインのパンツ(雪が靴に入らないので良い)にぴったりハマらない。一番分厚いウールの靴下を余分に持って来ていたので本当に助かった。

*衛星電話機能、SOS機能の付いたGPS。

*ガソリンタイプの鋸。連邦政府は自然保護区域でのエンジンタイプの鋸の使用は禁止している。木を自家用に無駄に伐採する人もいるし、生態系に悪影響が出る可能性があるから禁止されている理由は分かる。だけど、もし冬に遭難した時には夜通し火を焚べないといけない。すでに死んでいる木を伐採してシェルターを使ったりする必要があるので、絶対にガソリンを使うタイプの鋸が必要だと今回の経験で感じた。充電器(バッテリータイプ)の鋸はバッテリーが低温で使い物にならなくなる恐れがあるし、稼働時間がガソリンに比べて圧倒的に短い。何より山奥で充電なんてできない。緊急事態以外では使わないというルールで、ガソリンタイプの鋸は携帯するべきだと思う。

*外気温に耐えられる寝袋。小屋の中はストーブで暖かいが、緊急事態には野宿しなければいけない可能性もある。

*コントラクター(大工)用の分厚いゴミ袋を何枚か。緊急時にはウェイダー(釣りをする人が着る、水の中に入っても濡れないゴムでできたオーバーオール)にもなる。

*ゴリラテープ。何かと壊れたものを直すのに毎回重宝している。今回の旅で、息子のスノーパンツが破けて何ヶ所も穴が空いてしまったのだが、乾かした後にゴリラテープですぐに補修できた。夫は水筒の周りにゴリラテープを巻いて常にテープを使えるように携帯している。

*ポーリーとロープ。

*食料は宿泊する日数よりも二日分もしくはそれ以上の食料を持っていく。フリーズドライの食事は軽量でそれほど場所も取らないので良い。

12/25/2023

雪山でプチ遭難 Part 2

 全員冷静だったけれど、頭の中では完全にパニックだった。そこから1時間かけてスノーマシーンを引っ張り上げるために苦戦した。夫がポーリーとロープを出して、沼にかろうじて生えている頼りないハンノキの幹にロープを繋げ、スノーマシーンを引っ張ろうとした。それと当時に私がスノーマシーンを思いっきり後ろに引っ張った。しばらくすると、努力の甲斐あってスノーマシーンの左側にあるスキーを水面から引っ張り出すことができた。でもスノーマシーの右足であるスキーがどうしても氷の上から出ない。試しにエンジンをかけたところ、普段なら一発でかかるのに、変な音を立てて全くかからない。頭から血の気が抜けるような絶望的な気分になった。でもしばらくエンジンをかけ続けているとやっとエンジンがかかった。エンジンがかかったと言うことはエンジンはまだ無事と言うことで朗報だ。

この間に私の左足が二度も氷を突き破って水の中に入り、左足のブーツがじゃぶじゃぶと言う音を立てていた。冬のアウトドアの鉄則として、絶対に濡れてはいけないという掟がある。自分やスノーマシーンがかろうじて立っている部分も、一歩違いで水だったり、氷だったり、水と氷の混ざった状態になっていることにも気づいていた。マイナス10度、そして湿地帯で開けているため風が吹き荒れている。そして雪まで降ってきた。スノーマシーンはこのまま水の中に沈むかもしれないし、沈まなくても引っ張り上げられず乗り捨てることになるかもしれない。トラックを駐車した場所まで45キロ(28マイル)もある。到底歩いていける距離ではない。スマートフォンの電波は当然ない。初めて絶望、そして死という言葉がぴったりと当てはまる出来事の渦中に自分がいることをはっきり認識した瞬間だった。冬至翌日の出来事なので、当然日が下がるのも早い。日の出は10:12 AM、日の入りは3:54 PM。すでにこの時点で3時半くらいだった。夫が「今日はもう諦めよう。GPSで見ると山小屋までは1.1キロ(0.7マイル)ほどのはずだから、山の中を歩いて山小屋を目指そう」と言った。山小屋までの移動を楽にするため、必要なものだけを背負い、他の物はそりの中に置いていった。

私は夫より体重が軽いから、息子と夫にスノーシューズを履いてと言って、私はブーツで雪山を歩いた。人類が入ったことのないであろう雪山を歩こうとするが、雪が深過ぎて一歩進むたびに膝からお腹あたりまで雪に埋もれる。しばらくそのまま歩いていたけれど、進む速度が遅過ぎて、「雪の上を転がって這ってる状態なんやけどー!別にこれで私はいいけど、めちゃくちゃ遅くなるよ!」と夫に言った。すると夫がスノーシューズを脱いで私にくれた。夫が歩いているのを見ると、胸のあたりまで雪に埋もれていた。雪に埋もれて歩くことをPost holing(穴を開けて前に進む)と言うのだが、これは体力もそうだけれどまず精神的にやられる。夫は腰まで雪に埋もれながらもすごい速さで道を作りながら進んでいった。息子と私は精神的にも身体的にも疲れ、「もうどうにでもなればええわー!」と言ってじっとうずくまり、ぶつぶつ文句を言い合って何度も休憩を取った。

道なき深雪の中を倒木を超えながら進むこと1時間と少し、やっと山小屋に辿り着いた。夫はGPSを使って山小屋をマークしておいたのだが、後で教えてくれたが山小屋の正確な場所ははっきり正確に分からなかったため、このマークがずれていたらどうしようとヒヤヒヤしていたらしい。体力も精神力も限界の中で何とか山小屋に入り、薪を焚いて火を起こした。私の足とブーツは雪と氷の塊ができてひどい状態だった。髪の毛もバリバリに凍っていた。幸いずっと歩いていたので水の溜まったブーツを履いていたけれど足は温かいままだった。ただこの後ブーツがなかなか乾かず、大変だった。びっくりすることに、山小屋のある場所ではたまにスマートフォンの電波が少しだけあった。電波は不安定だけれど、夫は自分の両親に今置かれている状況をテキストで送っていた。

夫が、「火を準備したら僕一人でそりまで戻って食べ物や水、寝袋などを持って帰ってくる」と言った。えー!当然ながら食べ物や寝袋は背負ってくれてると思ってたわ!とそこでびっくり!でも確かに大荷物を背負ってそれでも山小屋を見つけられないという最悪の事態になっていた可能性もあり、まぁいいかと思う。夫は元から自分が二往復してサプライを取りに行けばいいと思っていたらしい。私が一緒に着いて行っても歩くスピードが遅くて足手纏いだし、息子を山小屋に一人残しておけないので、くれぐれも気をつけて、と夫を送り出した。夫が私に銃とGPSを渡そうとするので、「私たちはここで安全だから大丈夫。それはもしものためにあんたが絶対に持ってないと!」と説得して夫に銃とGPSを託した。ウッドストーブの前でブーツを足を乾かしながら、息子とひたすらじっと夫の帰りを待っていた。それから1時間は生きた心地がしなくて、どうか無事に帰ってきてとソワソワしていた。息子も父親の心配をして悲しそうにしていた。ちなみに水の溜まったブーツを乾かしている間、私は左足に履くものがなく、衣類を干したり寝床を整えるためのに山小屋の中を動き回らなければいけなかった。床は溶けた雪で水溜りが出来ていたので素足や靴下では歩けなかった。息子に「ねぇ、左足だけブーツ貸して?」って何度も聞いたけれど、なぜかガンとして貸してくれなかった笑 私にブーツを貸してくれている間、Youtubeをその間だけ見てもいいと言う条件を出したところ、一瞬で交換してくれた。何やそれ。

1時間15分ほどで帰ってくると見込んでいたところ、55分ほどで山小屋の外からシャリシャリ、というスノーシューの音がした時が心底ホッとした。夫が無事に寝具と食べ物、鍋や水などをそりから持って帰ってきてくれ、夕食を食べることが出来た。寝るまでは手袋、ブーツ、パンツ、靴下などなどとにかく雪と氷でぐっしょり濡れていたのでそれを乾かすことに集中した。明日スノーマシーンを無事に引き上げられるかも分からず、一体自分たちの身はどうなるんだろうという不安感が押し寄せてくる。でも、「まぁ何とかなるわな!」と思い、時に神経の図太い私はその夜ぐっすり寝ることができた。翌日夫から聞いたのだが、夫は家族を危険に晒してしかも翌日家に無事に帰れる保証もないので罪悪感でまとまった時間眠れなかったらしい。2時間毎に火を焚べて薪を絶やさないようにしてくれた。息子もしょっちゅう夜中に起きたらしい。壁に乾かすために掛けてあったフリースジャケットが蝋燭の炎に照らせれて犬のお化けに見え、それが怖い怖いと言っていたらしい笑 

雪山でプチ遭難 Part 1

生まれて初めて真剣に、「私はここで死ぬかもしれない。。」と初めて思った出来事があった。

忘れもしない冬至の翌日の出来事、つまり数日前のこと。お金をコツコツ一生懸命貯めて、今年スノーマシーンを買った。3人乗っても十分スペースがある、かなり大きなエンジンで全長3.4メートル、約300キロの重量。ボーイズは我が家にやって来たスノーマシーンに湧き立っていた。雪が十分降ったので、州や連邦政府が管轄している野生動物保護区でスノーマシーンに乗れるようになった。夫が早速州が経営する山小屋を予約した。この山小屋は道も何もない僻地の湖畔に半世紀以上前に建てられたもので、どの山小屋も日本語で言う掘立小屋という表現がしっくりくる。ちなみに、電気も水も通っておらず薪ストーブとベッドとテーブルがあるだけ。この予約した山小屋は我が家からは約100キロ(62マイル)離れている。道路から近めの山小屋や人気のハイキングスポットにある山小屋は宿泊料が75ドルなのだが、ここの山小屋は超僻地にあるせいか一泊25ドルだった。ここで何でこんなに安いの?と嫌な予感がする。そして、ただでさえ旅行や変化が嫌いな私は、まず行ったこともない超僻地に乗り慣れていないスノーマシーンで極寒の中向かうことに乗り気になれない。夫がものすごく楽しみにしているのと対照的に私は家でゆっくりしたかったなー!と思っていた。

当日、自宅からスノーマシーンをトレーラーに乗せ、トラックで牽引して舗装されている最北の道まで進んだ。そこがちょうど駐車場になっているので、そこにトラックを駐車した。スノーマシーンにそりを取り付けて、そりの中にガソリン、スノーシューズ、アイススケート、スキー、食べ物、着替えなどを載せた。ただ、息子の足が大きくなって今までずっと履けていたスノーシューズを履けなくなっていることに前日の夜に気づいた。どうせ息子は履けないから、と思ってトラックに息子のスノーシューズを置いてきた。夫と私用に、二足だけスノーシューズを積んでいた。これが後に大きな間違いとなることにその時は思いもしなかった。

スノーマシーンに乗り換えて45キロ(28マイル)先にある山小屋まで向かった。気温はマイナス10度(14F)で風を切ると更に寒い。最初の1/3ほどは道が広くて平らなので早く進むことができた。次の1/3はハンノキや白樺の木が雪の重みで垂れて、行く道を阻んでいる。木の枝を避けながらゆっくり進んだので時間がかかった。

後半の6キロ(4マイル)程度がクリークで、ここが夫が心配していた難所だった。事前に毎日更新されるNASAの衛星写真でクリークがちゃんと凍っていそうか、危ない場所はないかなど確認していた。一年前の同じ時期にクリークの表面が凍っているかも確認していたけれど、はっきり言って毎年冬の天候はかなり変わるので当てにならない。NASAの画像も拡大すると画像が荒い。そしてスノーマシーンが通れるほどの氷の厚みがあるかどうかは複合要因が多くて確実に判断することは難しい。例えば、氷の上に雪が乗っていると雪が保温材料となって雪の下の氷は割れやすく危ない。雪が全くない氷の表面の方が安全なのだ。そして湿地帯はバクテリアの活動が多いので湖などより水温が高くなる。クリークは常に水が流れているので、流れのない湖などに比べてなかなか表面が凍らない。クリークの表面が凍り出したとしても、氷のすぐ下を流れている小川がクリークからはみ出て氾濫し、氾濫した部分が凍らず人が落ちて事故の要因になることも多いらしい。ネットでどうやってこのクリークを安全に渡ればいいか調べていたけれど、人気のない場所なので(後でなぜか分かる)ネットにもどのルートで行けば安全なのか情報がなかった。ちなみに、クリークというと多分日本語では小川という表現になると思うのだが、このクリークはそんな可愛いものじゃない。このクリークの周りは広域な湿地帯になっていて、クリークと湿地帯を含めた幅が100メートル(325ft)くらいある。湿地帯には大きな狼の足跡がいくつも見えた。

クリークと湿地帯にスノーマシーンで入り、できるだけ木々が生えている岸に沿って走った。岸には木が密集して生えているので、そこは運転できない。最初は不安になる部分もそこまでなく、かなり早いペースで進んでいった。山小屋からあと少しと言うところで、夫が「衛星写真によると、ここからクリークと岸の間にある地面がほぼなくなる部分だから気をつけて行こう」と言った。そして、だんだん凍っていないクリークの水面が左手に見えてきた。それでも進んで行ったところ、目の前に凍っていない水面が所々現れて、それを避けて前に進むのは明らかに無理だった。右手は木の生い茂った雪山。左側と目の前には水面が見えているクリーク。夫がスノーマシーンから降りて、ちょっと水面の様子を見に行くと言った。降りて数歩歩いたところ、夫の左足が氷を突き破った。私が「もうこれは絶対にあかんわ。危なすぎる。すぐに今から来た道を引き返して家に帰ろう」と言った。その直後、スノーマシーンの前部分が氷を突き破って水面に落ちてしまった。前部にはエンジンがあり、エンジンが水に浸かってしまったらもうスノーマシーンは壊れてしまって運転できなくなる。

12/09/2023

10年ぶりのグリーンカード更新

もう今年の5月の出来事なのだけれど、グリーンカードを更新した。このブログは元々婚約者ビザを取るための情報収集と記録のために始めたので、グリーンカードの更新の話も残しておこうと思う。

2011年の2月(約13年も経つのか〜!)にフィアンセビザでアメリカに入国して、最初は二年間の条件付きのグリーンカードを発行してもらった(フィアンセビザで入国したので移民目的の不当な結婚でないと証明するため)。それから条件を取り払う正規のグリーンカードを発行してもらってから初の更新になる。

初めてのグリーンカードにアプライした時、確か$1,000ほど取得料にかかって、10年毎に$1,000払うのかと思うとゾッとしたけれど、新規ではなく更新の場合は約半額で$540($455 filing fee, $85 biometrics fee which is my fingerprint, photo, and signature)でした。。これでも十分高い出費だけれど、少しホッ。。

オンラインで更新した後は通知が届き、数週間後に近くのUSCISオフィスに行かなければ行けないとのこと。でも書類は全てオンラインで提出できたのは簡便で良かった。更新内容もそこまで多くない。調べたところ、更新の待ち時間は8ヶ月だそう!更新中に失効してしまったグリーンカードは有効でそのまま使えるそうだが、事実上失効したグリーンカードでアメリカに出国、入国することを考えるとドキドキする。。

***追記:

ステップ1)オンラインで書類を提出したのが05/20/2023の土曜の夜。

ステップ2)05/20/2023付けで早速Notie of Action (NOA)がUSCISオフィスから郵便に出さた(郵便局の消印は05/22/2023)。このNOAに書かれていた内容はというと。。

  • グリーンカードが失効しても24ヶ月間はこのNOAと失効したグリーンカードがある限り就労も滞在もできるとのこと。
  • バイオメトリックスが必要な場合は後でまたアポイントメントの日時が送られてくるそう。バイオメトリックスは強制で全員受けないといけないと思っていたので驚く
ステップ3)同じく05/20/2023付けでまた別のNOAが発送され、そこにはあなたはバイオメトリックスを受けなくて良いですが、バイオメトリックスの料金は返金されませんとのこと(消印05/23/2023)。ネットで検索するとどうやらFBIのデータベースに私のすでに登録されてある指紋を送って犯罪歴などを今調べているらしい。バイオメトリックスしなくて良いならもっと後で更新したのにー!

ステップ4)USCISのサイトにログインしてみると、05/25/2023付けですでに私の新しいグリーンカードの発行を行なっているとのこと!更新に8ヶ月かかるってネットに書かれていたけれど、USCISのサイトには3ヶ月ほどでカードが届きますとのことでした。

8か月かかるどころか、オンラインで申請してからたった5日でグリーンカード発行してますやん。。!しかもバイオメトリックスはしなくてもいい可能性があることを事前に知りたかった。。!バイオメトリックスに行くことを見越して、夏休みに入ってすぐに申請したのに。結局、超高速で新しいグリーンカードが届きました。失効する4か月前に申請して、たった数日で新しいグリーンカードが作られてしまったので新しいグリーンカードの有効期限が数ヶ月短くなってしまいました。。今度はVisa Journeyなどで現在の更新タイムラインをちゃんと調べてから、失効ギリギリで更新しようと思います。。

11/25/2023

なぜ日本人はRとLの音の違いを判別できないのか?

前回のポストでコーヒーメーカーのことを書いたが、それと追加でどうしても書きたかったことが!私は在米トータル15年になるのに今でも歯のフロス(floss)とミルクフロス,(froth) のスペルが怪しくなる!喋る時はスペリングをしっかり頭に浮かべて、正しく発音するように気をつけている。これは私個人が音声記憶よりも視覚記憶が能力的に強いというのが関わっているせいだとは思うが、スペリングを知っているというのは強みになる。

つまり、スペルがあらかじめ分かっていない単語となると、RなのかLなのか、AなのかUなのか、SなのかTHなのか全く分からない。たとえば、息子が解剖学に興味を持っていて、pericardium(心膜)のことを熱心に説明してくれたのだが、私は、「ぺ。。。ぺらかーでぃあむ?!何それ??」と混乱した。英語はmorphology(形態論、つまり言葉の意味)に関する知識があれば新しく出会う単語でも理解できる。簡単にいうと、日本人が漢字を見るだけでその言葉の意味が大体分かるのと一緒だと思う。

私は言語学には詳しくないが、英語では形態論が読み書きに大きく影響するのは自分の職業柄よく分かっている。アメリカでいう「国語」にあたる英語の授業も、もっと形態論や文法の構造に則った英語のカリキュラムに力を入れないと、読み書きが不自由な子どもたちが増えてしまうと思う。

英語はラテン語やアングロサクソン、ギリシャ語などから派生してできた言語である。形態論から言うと、「ペラカーディアム」という単語は聞くだけで、カーディ = Cardio(心臓)から来てると思われ、心臓系のことを言っているのはわかる。今調べると、peraはラテンで、per (through) + ad (to)がくっついた言葉らしい。ここで英語の形態論をある程度知っていれば、ペラカーディアムという言葉が「心臓を通って」というような意味合いであることがわかる。でもでも、日本人の私は、「ペラカーディアム」の「ら」がRなのかLなのかまず最初に聞いた時にわからない!つまり、形態論を知っていたとしても通用しない。RとLの音の違いが分からないのは普段からちょっと厄介だ。

ここからがブログのタイトルの答えになるのだが、とりあえずよく知られている通り、SとTH、RとLは日本人にとっては本当に難しい!もっと言えばAとUの違いを聞き取るのも難しい。Disclosure(self-advocacy、もしくは心理教育と言って良いかも)として私はいつも同僚に「日本人の赤ちゃんは生後一歳を過ぎると英語のRとLの発音の違いが分からなくなるんです。一歳前までにRとLの音を聞いて、脳内のニューロンがこの音の違いを聞き分けるパスウェイを作らないと、二度とこの音の違いを判別できなくなるんです。この言語の臨界期前に日本で生まれ育った私は、RとLの違いがわからないんで、間違えて発音することもスペルを間違えることもあると思うけど宜しくお願いします」と言っている。

ちなみにリサーチによると、日本の乳児(生後6〜8ヶ月)はRとLの音の違いを聞き分けられるのだ。一歳を過ぎる頃になると、この判別能力がどんどん落ちていく。バイリンガル育児はこの頃から始まっていると言っても過言ではない。ただ、私の経験からは小学校低~中学年くらいに日本からこちらに引っ越してきた子どもたちの発音は数年以上こちらで暮らしているうちにネイティブレベルになっているように思う。

英語の発音に関しては、日本人はものすごく自意識が高く「自分は発音が悪い」と自虐的に話しているのをよく耳にするが、ここで私は声を大にして言いたい。ネイティブの人と同じような発音で喋れないということは、つまり自分は母国語として他の言語を喋ることができる、という素晴らしい証なのだ。つまり、自分はバイリンガルということであり、誇りに思うべきことなのだ。もし自分の英語の発音をバカにするような人がいれば、「じゃあ、あなたは英語以外にどんな言語を喋れるんですか?きっと何ヶ国語も喋れるんでしょうね、ぜひ教えて下さい!」とにっこり聞いてあげれば良いと思う。私が今の職に就くにあたって、アラスカの歴史やアラスカ先住民の授業を二科目取らなければいけなかったのだが、その中の授業でアラスカ先住民の人が書いたこんな一文があった。「みんな私の英語にアクセントがあることを羨ましがる。なぜなら私が他の言語を操ることを知っているからだ」。

同僚であり友達でもある言語療法士とは発音、英語、日本語の話題などでよく盛り上がっている。同僚の皆さんはほぼ全員親切なので、私がRとL(他にも色々!)を聞き取れないことを話すと、「へー!そうなのね〜。人間の脳って面白いわね!いやいや、二カ国後喋れるなんてすごいわよ。私なんて英語だけよ!」と言ってくれ、英語の発音の間違いやスペルの間違いを揶揄されたことは一度もない。みんな気を遣ってくれているのか、間違いを指摘してくれないのはちょっと残念だけど。。遠慮を知らない夫からはいつも間違いを指摘される😆

 我が家の木こりボーイズ。木の外皮に宿って木を殺してしまう害虫、スプルースビートル、がいるのだが、この害虫に侵された木(所謂クリスマスツリー)を切り倒して薪にする。息子は斧やチェーンソー、重機など細部が細かく動くものが大好きで木こりが趣味になっている。


ブラックフライデー!コーヒーメーカーを新調する。

コーヒーメーカーも残念ながら壊れてしまったので、ずっと欲しかったネスプレッソ(あの有名なネスカフェが研究を重ねて作ったコーヒーメーカー)やセールになっていたので購入した。私は全く知らなかったのだが、ネスプレッソは日本やヨーロッパではもう随分前から愛飲されているらしい。アメリカでは大手のエスプレッソマシーン、Keurig、あとは普通のフィルターを使うコーヒーメーカーなどが家庭用や職場用のコーヒーとして愛飲されているような気がする。ちなみにネスプレッソはアメリカでは最近浸透してきたと思う。義妹は旅行が好きでしょっちゅうヨーロッパに行っているのだが、フランス(おそらくネスプレッソ発祥のスイスでも)ではネスプレッソが町中にあると言っていた。イタリア人はコーヒーの味にうるさいので、多分ネスプレッソは隣国より浸透していないのかなぁと勝手に思っている。ここら辺の情報を現地の人たちから教えて頂きたい!


私がネスプレッソのコーヒーを初めて飲んだのは、息子の歯科治療で小児歯科に行った時のこと。息子の歯医者さんはフレンドリーで話しやすく、きちんと治療も説明してくれる良い先生だ。先生のクリニックはびっくりするくらい大きく綺麗で、ゲームセンターのあるようなゲーム機やアイパッドな何台も待合室にある。アメリカの勤務医は日本と違って年収が数十万ドル(現在のレートでは日本円で4,000万以上?)とからしく、開業している先生はきっともっと儲かっているのだろうねと夫や友達と話していた。車で運転して3時間以内程度のところにはこの先生しか小児歯科がないので、予約を取るのも大変で先生の優しい性格もあって大繁盛している。話はずれたが、息子の手術を待っている間に待合室にネスプレッソが置いてあり、試しに飲んでみることにした。まずコーヒーメーカーの中にセットするカプセルがおしゃれでびっくりした。カプセルは綺麗にガラスの棚に並べられていて、まるで宝石屋で綺麗な宝石を眺めているような、もしくは高級チョコレート店でチョコレートを眺めているようなうっとりとした特別な気分になる。

DecoBros Crystal Tempered Glass Nespresso Vertuoline Storage Drawer Holder  for Capsules | Nespresso, Coffee capsule holder, Coffee pod storage

ネスプレッソのコーヒーは独自の方法で大量に空気を入れるので、抽出されたコーヒーの上にはフワッフワなクレマ(英語ではクリーム?)ができる。大量の空気を含むことで口当たりが良くなり、コーヒーの香りを閉じ込めるようになっているらしい。初めて飲んだ時、普通のコーヒーとは全く違う美味しさにびっくりした。すでに家にはコーヒーメーカーがあったので、これが壊れたらネスプレッソか本格的なエスプレッソマシーンが欲しいとずっと思っていた。ジョールはネスプレッソのコーヒーを飲んだことがなかったので、ずっとジョールにも飲んで欲しいなぁと思っていた。


近所のお店でブラックフライデーをやっていて、ネスプレッソの機械とミルクフロサーのセットが安くなっていた。早速興奮して買ってみて、自宅で飲んでみたらやっぱり最高に美味しかった!機械を購入するとカプセルが10ドル割引になる特典が付いてきたので、早速ネスプレッソのウェブサイトで美味しそうなカプセルを購入してみた。カプセルは無料でくれるリサイクル袋に入れて郵便に出せば、送料無料でリサイクルとして引き取ってくれる。





ブラックフライデー!食洗機を新調する。

 昨日はブラックフライデーだった。今年のブラックフライデーは、もう2年ほど調子の悪い、8年物のウィールプールの食洗機と、数年ほど使った後壊れてしまったコーヒーメーカーを買うことにした。


うちの食洗機には本当に辟易としていた。まずヒートパンプが壊れたようで、蛇口を捻って一番熱い温度でしか洗えない。色々な食洗モードがあるが、40分ほどでサイクルが終了するクイックウォッシュモードでしか度稼働しない。他のモードでは延々とリンスを繰り返したり、エラーで止まってしまう。しかもここ最近、稼働中に排水を流すパンプが食洗機から外れてしまい、床に排水が漏れた。クイックモードでは食器があまり綺麗にならないけれど、一応何とかなっているので我慢してきたが、もういい加減我慢の限界なのでHome Depot(アメリカの日曜大工店)に食洗機を買いに行くことにした。お店に行く前にネットで在庫を調べてみると、信頼性が高いと言われているBoshの食洗機は最近品薄状態で売っていなかった。Yale ApplianceというWebサイトがあり、ここにはこの会社が年間でどのブランドをどれだけ売って、どのモデルの電化製品の修理を行なったかを細かくレビューしてくれている。食洗機のブランドで言うとLGが今年はトップに上がっており、修理が少ないよう。でも、サムソンの電化製品で散々嫌な思いをしたので、韓国製は買いたくない。LGは2016-2017年には修理数が全体の食洗機の19%にまで上がっているのだが(この事実が怖いのは私だけ!?😱)、2020-2021年は1.7%と激減していて、会社を挙げて食洗機の信頼性を改善したみたい。でも、やっぱりLGは買いたくない。Boshはどこも在庫がないので、4位に上がっているキッチンエイドの中でも信頼性が高い二つのモデルに絞ることにした。一つのモデルはHome Depotに在庫がなく、もう一つのモデルは誰かがカスタムオーダーしたのだが引き取りに来なかったそうで、ブラックフライデーもあってかかなりの割引で購入することができた。

早速我が家のハンディマンであるジョールが食洗機を取り付けてくれて、新しい食洗機を使ってみた!サイクルが終わった後、食洗機を開けると久しぶりに触る、熱々の食器。綺麗に洗われていて、食べ物の残りかすが付いていない!食洗機って食器を食器棚に戻すのが一番苦痛な作業だと思うのだが、今回はジョールと二人でワクワク盛り上がりながらピカピカに洗い上げられた食器を棚に戻した。きっとこんなにワクワクしながら食洗機を開けることは二度とないはず!

私は昔からなぜナイフやフォークを食洗機の中で縦に並べて洗うのだろうと思っていた。この方法だと効率が悪い。なぜ横に並べて洗わないのだろう、そうじゃないとこびりついた食べ物のかすが綺麗に洗い流せないのにとずっと思っていた。すると、どうやら数年前からMieleというハイエンド食洗機のブランドが横並びのやり方で、ナイフやフォークを洗えるラックを考案し特許を取ったらしい。その特許がちょうど切れたので、今どこのブランドも真似をしてナイフやフォークを一番上に当たる3段目のラックで横並びにするスタイルが流行っている。この機能は絶対に外せないと思っていたので、今回買ったキッチンエイドもモデルにも3段目に横並びラックが付いている。↓私的には右側だけでなく、全ラックがナイフとフォーク用になっていたものが良かったのだけれど、うちの食洗機の左側はこんな感じでコップ用のラックになっている。ラックのすぐ下に洗浄パンプが取り付けられていて、360度クルクルと洗浄水をかけるらしい。なのでこんな角度でコップを並べても綺麗に洗ってくれる。うちにあるコップはここに斜めに並べるとコロコロ転がるので、この部分にはレードル、タング、大きなスプーン、しゃもじとかを並べることになりそう。


古い食洗機を引っ張り出す。愛猫のリンクスは興味津々!

新しい食洗機!!指紋がつかない加工(ブラックステンレススティール、プリントシールドというらしい)になっていて汚れが目立たないのは良い。

これからも電化製品がどんどん壊れていくのかなぁと思うとゾッとするけれど、家を持つということは当然こういった出費や責任が伴ってくる。辛抱強く、そして現代のテクノロジーに感謝しながら、今ある電化製品を大切に使っていきます!


11/19/2023

Nordic Ice Skating ノルディックアイススケート

ジョールに新しくできた友達がいて、この友達がとっても変わった経歴の持ち主だ。この友達はアメリカ空軍の特殊部隊にずっと所属していて最近退職した。趣味で富士山よりも高い山の上にヘリコプターから飛び降りて、山の頂上からスキーで滑り降りるなんてことをしている。ノロい私には全く考えられない世界に住んでいるなぁとこの友達の趣味の話を色々聞いていると思う。退職に向けて動いている間も山岳、海難救助などに携わっていて、サンフランシスコに住んでいる超お金持ち相手に、僻地でのサバイバルハンティングコースなども企画していた。

この友達の友達がまたみんな面白い経歴の持ち主なのだが、とりあえずこの友達の友達からノルディックアイススケートのことを知った。ノルディックアイススケートは、普通のアイススケートと似ているのだが、いわゆるオフトラック、アイススケートのこと。つまり、整備されたアイススケートリンクで滑るのではなく、野外にある凍った沼、湖、川など自然の氷の上を滑るスケートのこと。自然の中にある氷となると、氷から草が突き抜けていたり、表面がぼこぼこだったり、雪が積もっていたりする。普通のフィギュアスケートのブレードではうまく滑れない。なぜかというと、フィギュアスケートブレードの前部分はボコボコしていて、この部分でブレーキをかける。このボコボコしたブレーキが草に当たったり盛り上がった氷に当たったりすると、衝撃で転んでしまったり前に進めなかったりする。ノルディックスケートのブレードはこのブレーキ部分がなく、代わりに上を向いたスムーズなブレードになっている。そして、ノルディックスケートのブレードは長い。なので、ぼこぼこした表面や雪の積もった氷の上でも比較的安定して滑ることができる。

ノルディックスケートを選ぶとき、色々ネットを見たけれど、英語での情報がすごく少ないことに気付いた。ヨーロッパでは人気のアウトドアスポーツなのだが、アメリカではまだほとんど無名状態。私の友達も一緒にノルディックスケートをしたい!ということで友達のスケートブレードのことも調べ、その過程で色々学んだのでここに記録に残しておく。情報が色んなWebページに拡散していて、情報収集にものすごく時間がかかったので、ここでまとめておくことにする。

ノルディックアイススケートの魅力については、この動画がとっても上手に伝えていると思う!

ノルディックアイススケートの長所

  • すでにクロスカントリー、スケートスキーを持っていて、スケートスキー用のブーツを持っている人は、このブーツをスケート用に使うことができる。つまり、新しくノルディックスケート用のブーツを買う必要がない。
  • 自然の中でアイススケートができる。もちろん屋内のアイススケートリンクでもスケートができる。
ノルディックアイススケートの必要なもの
  • 1)ノルディックアイススケート用のブレード、2)クロスカントリースケートスキー用のブーツ、そして3)ブレードの上にマウントするバインディングが必要。
  • ノルディックアイススケート用のブレード:調べたところ、メーカー別に品質・耐久性を並べてみると、こんな感じ。Isvidda<Lundhags<Zandstra<Ermine Skate(ただ、Ermineは重いのが難点)。結局私と息子、友達のスケートはオランダにあるネットショップで購入した。今ドル高のせいもあってか、アメリカで購入するよりもかなり安く購入できた。関税にドキドキしたのだが、調べてみると800ドル以下の商品は関税がかからないらしい。オランダからの発送だったが、数日で自宅に届いてびっくりした。Zandstraはサイズチャートがネットにちゃんと記載されておらず、自分のブーツに合うブレードの長さを探すのに苦労した。以下のチャートがZandstraのオフィシャルサイズーチャートになる。このユーロサイズが男性用なのか女性用なのか不明で、ネットショップに相談したが、「これはユニセックスサイズです」と言われ、ますますそれって答えになってないやんー!と思いながら、なんとかオーダーした。私はユーロサイズでブーツが40なので、43cmのブレードをオーダー。ブレードは、長距離をアイススケートで移動する場合は安定感が必要なので長めのブレードをオーダーする人もいる。もっとクルッとターンしたりしたい場合は(ちなみにノルディックスケートはブレードが長くブレーキがないので、フィギュアスケートのように華麗にターンすることはできない)、短めもしくは自分のブーツにぴったり合ったブレードが良いそう。

  • ブレードにマウントするバインディング
    • 注意したいのは、アメリカで比較的簡単に購入できるLunghadsのブレードは、マウンティングできるバインディングが限られてくる。バインディングをマウントするために穴があらかじめ開けられているのだが、この穴に取り付けられるバインディングが限られている。なので、バインディングによれば自分でドリルで穴を開けないといけない。しかも、マウントするときのボルトやナットなどがブレードに付属してこないので、自分で購入しないといけない。どのバインディングにどのボルトやナットが必要なのか、ネットで調べても情報が出てこない。
    • 私は失敗して穴を開けてしまった時のことや、誤ってボルトやナットをオーダーするリスクも考えて、結局Zandstraのスケートブレードを購入した。私と息子の持っているスケートブーツに合うバインディングもすでに取り付けられていて、これなら絶対に失敗しないと思ったので。ちなみに、ZandstraのNordic Ice Skateはどのバインディングでもマウントできるし、マウンティングに必要なハードウェアがブレードに付いてくる。
    • バインディングを探すときに注意したいのは、できるだけクロスカントリースキー、スケート用(クラシック用ではなく)のバインディングを選ぶことが大切らしい。ただ、調べてみると、スケート用とクラシック用のバインディングの違いは、単にバネの部分が硬い(スケート)か、柔らかい(クラッシック)だけらしい。そこまで大きいな違いはないので、どうしても自分のブーツに合うスケート用のバインディングが安価に見つからない場合は、レクリエーションで使うだけならばクラシック用でも問題はないと思う。私の友達はSNSパイロットという古いタイプのスケートブーツを持っていて、このタイプのスケートスキー用バインディングを安価に探すのに結構苦労した。

  • クロスカントリー、スケートスキー用のブーツ。クラシックスキーのブーツはくるぶしあたりのサポートがないので、お勧めではない。
  • ブレードを研ぐ砥石:毎回滑り終わったらブレードを研ぐ必要がある。
  • 安全面で必要なもの:

 水に浮くタイプのロープ:一緒に滑っている人が氷を突き破って水の中に落ちてしまった場合、ロープを投げる。

 アイスピック:自分が水の中に落ちてしまった場合、このピックを使って水の中から這い上がる。


アイススクリュー:万が一、一緒に滑っている人が水の中に落ちてしまった場合、必要あらばアイススクリューを氷に差し込んで、ロープを固定する。

アイスパイク:氷の厚さは4インチ以上ないと安全に滑ることができない。自然の中でできた氷は透明でないことも多く、雪が積もっていて厚さを目視できないことが多い。調べたところ、安全に氷の厚さを確認できるのはアイスパイクしかないとのことで、フィンランドにあるネットショップでしかアイスパイクが売っていなかったので、そこでアイスパイクを購入した。アイスパイクの長さは基本的に自分の身長マイナス30センチがおすすめらしい。自分のサイズがちょうどアイスパイクの長さの真ん中辺りである場合、私はサイズアップをお勧めする。クラシックスキーをする場合、ちょっと高いくらいが私の場合はスキーがしやすいと思ってるので。

無事に届いたスケートに早速スケートスキーブーツを付けてみた!


 

7/29/2023

洗濯機の悪夢

 今日はアメリカに移民した私の親戚の皆さんとの四期ズームミーティングがある(大体3ヶ月毎くらいにズームでお互いの近況報告をしたりする)。親戚はみんなで20人くらいいるのだが、私しか日本語と英語の両方を喋れないので、翻訳者として役割をこなしている。それまで時間が少しあるので、今我が家でのホットな話題、洗濯機の話をこの話をブログに残しておこうと思う。

アメリカでは当たり前なのだが、家を買った時に家電が全部ついてきた。家に付いてきたほとんどの家電が韓国のメーカーであるサムソンだった。外装はステンレスでおっされ〜な感じで、アメリカでは人気のメーカーだと思う。うちの家はほぼ新築のような状態で購入し、今年で築8年になる。去年くらいから全ての家電(サムソンの洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、そしてウィールプールの食洗機)に不具合が出てきた。ジョールが、食洗機、乾燥機、そして冷蔵庫についているアイスメーカーを直してくれた。食洗機は今の所限定されたモードでは稼働するけれど、今だに不具合は続いているので、あと一年位したら買い換えようかと思う。乾燥機は消耗パーツを新品と交換したら全く問題なく動く様になった。

問題は洗濯機。。脱水の時に騒音レベルの恐ろしい音が家中に響き渡り、蓋が飛んで壁をぶち破るんじゃないかとさえ思う。もうすでに脱水のサイクルは終わっているはずなのに、脱水を延々と繰り返したりもする。

鬼の様になってネットで色々調べたけれど、結果としてサムソンの洗濯機はは5年程度しか持たないことが分かった。。そして、修理をしようと洗濯機(というかサムソン製の家電の全て)の中を開けると本当にチープに作られていて、そりゃ5〜8年くらいしか持たんわなー!と納得。一つ問題が疑われたパーツを新品のものと交換したのだけれど、それでも不具合が続いた。その他の交換パーツは売っていない。家電が問題続きだった時、ジョールと「実家の洗濯機って30年くらい持つのが普通っていうイメージじゃなかった?」って話をしていた。日本もそうかもだけど、アメリカではおばあちゃんちにある化石のような洗濯機って「30年モノで今でも現役でしっかり稼働している」、というイメージがある。あの古くて角ばった、白い鉄の塊。。あの古風でシンプルな洗濯機が欲しい!!

ジョールと、「もう2度とサムソンの洗濯機、乾燥機、冷蔵庫は買わないでおこう。多少高いお金を出してでも、長持ちする家電を探して買おう」と言うことで意見が一致した。アメリカで買える洗濯機で一番信頼性が高いメーカーを調べると、Speed Queenというメーカー名を何度も目にすることになった。Speed Queenは商業用の洗濯機を作っていて、世界最大の洗濯機の会社だそう。昨今では珍しくメイド イン アメリカ。ウィスコンシンに工場があり、そこで洗濯機と乾燥機を製造している。色々調べて、Speed QueenのTR7というモデルを購入することにした。さっそく近所なにあるディーラーさんに連絡し、取り寄せてもらい、先日無事に家の中にジョールと二人で搬入し、繋げて使えることになった!サムソンや最近の大手メーカーの洗濯機のように外面が無駄にキラキラしておらず、シンプルで地味な感じが私は好き。内部も外部もしっかりと頑丈に作られているのが分かる。



ちなみに、サムソンの洗濯機を搬出した時、「サムソンの洗濯機って、Speed Queenの重量の三分の一くらいしかない。ほんとチープに作られてるね。」とジョールがぼやいていた。このサムソンの洗濯機には約一年くらい不具合で悩まされていたので、捨てることができてせいせいした。


サムソンの冷蔵庫も同じく、内部はかなりチープに作られている。まず内部の棚を外して掃除することがものすごく難しい。棚が簡単に取り外しできない様になっているので、まずはYoutubeで調べてからどうやって外すのかを勉強しないといけない。さらに取り外す時にバターナイフや工具を使うのだが、かなりの力を入れてもなかなか外れず、指や手を切るんじゃないか、棚が割れて目にプラスチックの破片が飛んでくるんじゃないかと何度も怖い思いをした。極めつけには棚を外す時に綺麗に外れないので、プラスチックのパーツがガッツリ壊れたりもする。Youtubeでも多くの人が棚の作りや掃除のしにくさに憤っていた。

もっと最悪なのは、サムソンの冷蔵庫についてくるアイスメーカー。1ヶ月から2ヶ月に一回くらいの割合でこのアイスメーカーの製氷機あたりにびっしり氷が張り付いて、氷が作られなくなる。調べたところ、この問題はずっと前から報告されていて、サムソンも製氷機の不具合については承知している。なのにサムソンはアイスメーカーの構造を変えることもしない。冷蔵庫のモデルによってはアイスメーカーを自動解凍できるようになっているのだが、自動解凍中はすごい音量で「ピーー!!ピーー!!」と冷蔵庫が音を立てる。これが40分くらいずっと続く。そしてこのサイクルを3、4回続けないと直らない。

ちなみに、うちのサムソンのテレビや電子レンジ(ただ電子レンジって単純な作りなのか、メーカーに関わらず壊れないんじゃないかと思う)はちゃんと動いているので、洗濯機や冷蔵庫に問題が多いよう。サムソンの製品は見た目はオシャレで綺麗だし、数年間はちゃんと稼働するので、サムソンとしては客に商品を買わせてしまえば後はどうでもいいのだろうと思う。ただ、私たちのようにサムソンの家電を一度買って、トラブル続きで全く長持ちしないことが分かった人たちは、二度とサムソンの商品は買わないだろう。

日本のパナソニックやソニー製の家電がアメリカで売っていたら迷わず買うのに、アメリカでは日本の家電は滅多に見かけない。アメリカで市場を拡大したら絶対に人気でよく売れると思うのになぁ。ちなみに日本のヤマハやホンダの自家発電機、ATV、除雪機、スノーマシーンはアメリカで超人気である。日本の商品は高品質で何十年でも持つということをみんな知っているので、値段は高いがみんな買いたがる。日本で作られたホンダの除雪機を数年前にクレイグスリストに売り出したら、すぐにものすごい数の人が「買います!!」と名乗り出て、50ドル多く払うからホールドしておいてほしいという人までいた。日本の車もアメリカでは大人気。ちなみに、ジョールのお父さんは自分のお母さんからホンダの耕運機をもらったのだが、これが何と60年もの。基本的なメンテナンスを除いて、全く問題もなく今でも動いている。毎年うちの畑を耕すのにも一生懸命働いてくれている。これこそメイドインジャパン!



7/27/2023

久しぶりのブログ

 最後にこのブログを書いたのが2017年だなんて、本当に信じられない!私の人生において、ほとんどのことが長続きしない飽きっぽい性分なのに、このブログだけは長期間続けられた。ブログをやめてしまった大きな理由としては、ブロガーの文字機能のエラー。入力した文字をパブリッシュした途端最小のフォントに変換されてしまう。数年経ってここは改善されているかも。そして何より、フルタイムで働き始めて障害持ちの子の子育てということもあり、毎日忙しくてブログ所ではなくなってしまった。

もう2度と自分の書いたブログなんて読まないだろうと思っていたけれど、先日パソコンのデータをバックアップしていた際にたまたまこのブログを読む機会があり、息子の小さかった頃のエピソードを読んだ。ストレスで軽い記憶障害になってたのか、自分の物忘れが普段からひどいのか、「こんなことあったんやなぁ〜!完全に忘れてるわ!」と微笑ましくなった。

子どもの成長は本当に早く、日々、爆笑させてくれる息子の発言、家族の記録などをこれからも続けていきたいなぁと思い、ブログを再開しようと思う。でもあと2週間ほどで夏休みが終わってまた仕事が始まるので、本当に続けて行けるか不安。。😱


最後にブログを書いてから本当に色んなことがあった。アラスカに引っ越してきて、一年間インターンとして働き、それから同じ職場に働き続けて今年で8年目になる。働き始めてすぐ、家を無事購入した。コロナの数年前に家を買ったのだが、本当にあの時に買っておいて良かった。。今では不動産が高騰していて金利もありえないくらい上がっている。そして、ここ数年は家がまず売りに出ていない。コロナ中にはモーゲージのリファイナンスをしたので金利とタームも半分になった。持ち家になったおかげで、ずっと飼いたかった動物も飼えるようになった。老猫をシェルターでもらってきて、溺愛していたのだけれど年老いて病気になり去年安楽死させた。。今ではヤギ二頭、鶏六羽、そして猫二匹が家にいる。夫の畑好きが高じて毎年夏には庭で大量の野菜を育てている。毎年家庭菜園では失敗して、今ではビーツ、ニンジン、ケール、レタス、紫蘇、ミント、トマトを中心に育てている。夏はキャンピング、ハイキング、鮭漁とラズベリーとブルーベリー狩りに勤しみ、秋はムース狩りに精を出し、冬はクロスカントリースキーを楽しんでいる。今年はスノーモービル(アラスカではスノーマシーンと言う)を買ったのでスノーモービルで山の中を探検するのを家族で楽しみにしている。


息子もプリスクールだったのが今年の夏/秋で6年生になる!息子が今興味津々なことは人間の体の仕組み、宇宙、トレイラー、トラックの後ろに付いている牽引パーツ。そして、飼い猫のノックスとリンクスのことを溺愛している。

息子の言語能力はまだまだ同年齢の子供達よりも遅れているけれど、自閉症ならではのフォーマルな喋り方や、突出した音声記憶を持っているので、息子の話術はめちゃくちゃ面白い。ネットフリックスの番組、Love on the Spectrumに出てくるクリスくんの会話を一日中聴いている感じ。あの番組、本当に良いですよね!出演しているみんなは本当にピュアで幸せになってほしいなぁと思う。言葉と発音の遅れがひどくて、小さい頃はスピナッチのことを「ビッチ!ビッチ!」としか言えなかった息子との会話は、6、7年経った今はこんな感じ。


車で家族全員で移動中。。。

私と夫:「あー、最近雨がひどくてほんとに嫌になるなぁ。すごい雨だね。」

息子:「ほら見て、あの水たまりは本当に甲状腺の形にそっくりだね。」


算数が壊滅的にできない息子に、夏休み中は毎日勉強を教えている私。

私:「ちょっと、なにこの答え!お願いやからちゃんと脳みそ使ってから答えて下さいよ〜!!」

息子:「僕、アルツハイマー持ちなんですよ。」


私が作り置きしておいた、タッパーウェアに入ったカリフラワーの煮浸しを冷蔵庫で見て。。

息子:「カリフラワーがソースの中に入っていますね。まるで気管支と肺胞の様だ!」


息子の定期検診に来たとき、手錠をかけられた少年と、刑務官が私たちの前を横切り、診察室に入った時。。

息子:「マミーー!!!!あの子供、手錠をかけられているよ!!!!」

私:「ほんまやな。。残念ながら間違いを犯してしまったんやねぇ(He made poor choices)。。」

息子:「。。あの子供、サワーパッチキッズ(酸っぱいグミ)でも盗んだのかな。。?」


こんな会話が一日中繰り広げられていてる、普通の11歳児とは確実に一線を画した息子の目線とコメントに対して、いつも「なんでやねん!!」と笑わせてもらっている私と夫。小さい頃は本当に手のかかる子供だったけれど、何歳になってもピュアで正直で、毎日私に「結婚して下さい!!」と求婚してくるところはやっぱり可愛い!