4/06/2014

アメリカ大学院受験:面接での質問&内容

うちらは元気で〜っす♪桜が綺麗!でももう大分散っている泣 

もう忘れてしまいそうなので、覚えているうちにさっさと記事に起こしておこうと思います!

***アプリケーションのデッドラインが過ぎてから、面接に至るまで***

アプリケーションのデッドラインが過ぎました。その次の週から入試委員会の人が集まってアプリケーションをレビューし、書類審査に受かった人には面接の通知が行くとこのことでした。うちの大学院はてきぱきと動いてくれたようで、デッドラインから12日目に「面接へのお誘い。時間を決めて下さい」とemailで連絡が。
アメリカでも友達同志などでよく使用されている、オンラインでイベントの日時を決めるサイト、"Doodle"を利用していました。今はほんとネットで何でも便利なことが出来て楽ですよね〜。2週間後の、Joelが仕事から帰ってきてカイくんをみてくれる時間帯をチョイスし、面接の予約は完了!

そして、面接とはまた別にライティングのお題を出されました。これを面接を受ける日の72時間前までに提出しなさいとのこと。
題目は「Cultural competencyとCultural sensitivityについて。スクールサイコロジストとして学校現場で働く場合、どのような方法でこれら二つを獲得することができると思いますか」。
私は、cultural sensitivityについては単語の雰囲気で分かったけど、cultural competencyという言葉の意味が見えてこなかった汗 ネットで調べた結果、めっちゃ簡単に言うと「色々なバックグラウンドを持った人たちに適切に対応できること」みたいな感じ。日本という超homogeneous国家で生まれ育った私には全く馴染みのない言葉だった。とりあえずNASPのサイトでこのキーワードを扱う文書を読んだり、オンラインでフリーで読める学術論文を読んで書き上げました。この頃カイくんにすごく手がかかり、毎日すごいぐずっていたので私も相当メンタルやばかったですが、Joelの助けがありなんとか無事仕上げられました汗

私の受けた大学院は、毎年大学院生は15人しか取らないそうです。しかし、そこで見た感じだと、私ともう一人の人しか面接の予約が入ってなかった笑 相手の名前や予約時間など詳細はまったく見れなくなっていたけれど、もしかしたらこの人だけがライバルなのか。。?
でも、後日私が面接を終えた直後に、プログラムディレクターの人が「この後も面接の予約がいっぱいで忙しいの。それじゃーね!」って言っていたので、他にも何人かは受けていたのかな〜。謎です。。

実際の面接で聞かれた質問をこちらに書いておきます。面接官は3人でした。みなさんの役職はオンラインプログラムのディレクター、オンラインじゃなく学校に実際通うスクールサイコロジーのプログラムのディレクター、プログラムで授業を教えている教授、の3人でした。

面接はスカイプみたいな感じでした。大学がオンラインの授業で使用してものと思われる、Blackboardというオンラインのソフトウェアを使います。これを事前にダウンロードしてちゃんと機能するか確かめました。Webcamとヘッドフォンがある環境で面接を受けて下さいとの指示が面接の誘いが来た際に言われていました。
お互いの顔がカメラを通してリアルタイムで見えるようになっており、画面真ん中には、質問事項が書かれたWordの文書が載せられていました。でも、Wordの画面が私のラップトップでは小さすぎて文字が読めなかった。どうやって書類を拡大するのかなんて面接中なので試してみる余裕もなく、Joelのデスクトップパソコンで面接を受けていれば良かったなぁと少し後悔しました!

1)スクールサイコロジストの職務内容について教えて下さい。

2)あなたの今までの経験が、どうスクールサイコロジストとして役立つのか教えて下さい。

→「臨床心理士としての経験はスクールサイコロジストの職務とかなり密接に関わっていると思うので、今までの病院での治療経験が役立つと思います」というような事を言った所、「治療経験とは、具体的にどんなことをやっていたのか教えてもらえますか?」と

3)なぜスクールサイコロジストを目指しているのですか?

4)このような場合、あなたはどうしますか?
「あなたは高校でスクールサイコロジストとして働いています。時計はもうすぐ5時を指しています。職場を離れようとしたとき、ちょうどラグビーの練習が終わった生徒があなたを訪ね、相談したいことがあると言いました。どうやら、危機介入の必要性があるようです。しかし、家では家族があなたの帰りを待っています。そして、翌日の朝一番までに仕上げなければいけないレポートもあります。
危機介入、家族、レポート、あなたの優先順位を一から順に教えて下さい。」

→当然ながら危機介入が最優先で、その次はレポート、家族、と答えました。この事を後でJoelに言ったら、「。。えっ。。??くみは実際そんなことしないよね。。?家族より仕事を優先するとかしないよね??」ってめっちゃムッとした顔で聞かれてビックリした!!汗 お金をもらって働いている仕事を優先するのは当たり前だと思うし(サービス残業は絶対しないと心に決めているけど)、時間内に終わらせられなかったのは自分の責任でもあると思うのですが、やっぱりこの人はアメリカ人や!!と思った出来事でした。。笑 家族との交流はいつでもメイクアップできるけど、仕事のメイクアップはできないし、危機介入とはその当事者や他者の命に関わる場合ですからねぇ。。

5)アドバイス
日本の面接で褒められたことなんて全くなく、逆にちょっと意地悪な質問や、知識を試されるような質問をされたことは多々。。でもこの面接では褒めてくれたのでちょっと感動!これもアメリカ式なんでしょうかねぇ。あと、アメリカでは対人職に就いてる人はほんとみんな優しいイメージです。面接官の人もこれに漏れず。

「書類上は申し分ないよ。研究経験も実践経験も十分あって素晴らしい。あなたの経験だとスクールサイコロジストじゃなくても他の道も色々選べるから(Mental Health Therapistとかのことを言っているんだと思います)、本当にこのプログラムに入りたいのか見極めるために、近所の学校で働いているスクールサイコロジストに付いて回って実際にどんな仕事をしているか見せてもらっておいで、うちの学校も決して安いプログラムじゃないからね、あなたがうちの学校に入った後に”こんな事私がしたい事じゃない!”となったら可哀想だからね」といった温かいアドバイスを頂きました。それで、うちの近所で働いているスクールサイコロジストで学校関係者がいたらしく、その方の名前、電話番号、メルアドを頂きました。ありがたいことです!

確か、質問はこれだけやったな〜。面接が始まって20分経ち、何かみんなネタ切れって感じの雰囲気が漂う笑。。
「なんや〜もっと色々突っ込んで知識を確かめる質問とかされるのかと思ったけど、みんないい人で和やかな面接やったなぁ。。」としみじみ感じる私。「それじゃあ、この後も面接の予定が詰まってるからこれで終わるわね!面接受けてくれてありがとう!」って感じでラフに面接が終わりました。

合格通知がemailで届いたのは面接が終わって一週間半後でした♪

しておくと良いこと:
ネットで、「大学院 面接で聞かれる質問」などキーワードを入れるとどっさり出てきます。質問をワードにコピペし、今度は自分が全部の質問に答えていきます。自分でじっくり考えたベストな答えを各質問の下に書いていき、それを頭に入れておきます。質問されたことを想定して、頭の中でリハーサル。これが良いと思います。私でも受かったので、きっと大丈夫!!