5/12/2014

大好きだったおじちゃんとのお別れ

先日、実家の家族ぐるみで仲良くさせてもらっていたおじちゃんが亡くなりました。身体は悪くしていたけれど、元気に過ごしていたことは家族からよく聞いていたので、あまりに突然の訃報にショックを受けました。

おじちゃんはすごく優しく思いやりに溢れる人で、何をするにもすごくきっちりしていて、仕事が出来る人とはこういう人を言うんだろうなぁといつも思っていました。なぜかおじちゃんはうちの超マイペース&能天気な父と仲良しで、何でこんなに人間が出来たおじちゃんがうちの父と仲良くしているのかいつも不思議でした(ごめんお父さん!笑)。よくおじちゃんとうちの父が仲良く電話していたので、「あの二人ラブラブやなぁ〜。気持ち悪いな〜笑」など、私とおばちゃんと冗談言って笑っていました。友達って結構自分とは真逆の人と仲良くなることがあるもんね。そんな感じかなぁ〜。

おじちゃんとおばちゃんには常日頃からうちの両親が本当に何でもお世話になっていて、そんな話をスカイプで両親から聞く度に、おじちゃんたちやおばちゃんに迷惑かけて申し訳ないなぁと思っていました。
おじちゃんもそうだけど、おじちゃんの妻であるおばちゃんや、娘さんであるFお姉ちゃんには私もカイくんもすごく可愛がってもらって、このブログにも何度かエピソードを書かせてもらいました。本当におじちゃんが亡くなったのは、身内が亡くなったのと同じくらい辛かったです。うちの親も肩を落として泣いていました。

おばちゃんは献身的におじちゃんの面倒を看て、病院に通院するのに付き添ったり、仕事場まで毎日送り届けていたのも覚えています。おじちゃんはおばちゃんに面倒を看てもらって本当に幸せだっただろうと思います。

おじちゃんには本当に色々お世話になったし、おじちゃん家族を励ましたいと思い、電報を送ることにしました。告別式の日にちや時間は親から聞いていたので、それに間に合うようにと早速段取りを開始。しかし、告別式が始まる6時間くらい前までNTTの電報部門が閉まっていた。ネットではもう電報は受け付けてくれず、朝早く起きていたうちの父が電話で私の代わりに電報を頼んでくれました。
おじちゃんは会社の社長さんだったので、畏まった固い弔文ばかりだろうと思い、私は自分の言葉で思いの丈を綴ろうと下書きを書きました。まさかあんな騒動に発展するとはこの頃はつゆ知らず。。

おじちゃんは、私が人生で出会った中で一番情に厚い、優しい心を持った人でした。口数は少ないけど黙って素早く人のためにと動く姿には、頭が上がりませんでした。おじちゃんがいつも優しく「くみちゃん」と笑顔で呼んでくれる顔を思い出すと涙が溢れます。みんなでご遺族の方を笑顔にできるよう、頑張りたいと思っています。おじちゃんのご冥福を心からお祈り致します。タイタンズ來未(私の名前;仮名です)」

おじちゃんのことを畏まった名前で呼ぶのは何だか私の中で変だったので、いつもの呼び名で書きました。普通は名前と一緒に自分の肩書きや住所も入れるらしいのですが、私はまだ主婦だし、大学院はもう少しで始まるけど、大学院名入れるのも何か変だなと思いました。「アメリカより」って入れるのも何か唐突だし、みんな私の結婚後の姓は知ってるかなと思い、もう名前だけ入れることに。もう一つ大きな理由として、文が長過ぎたのでこれ以上文字数が増えると2枚目に突入すると言われたので、「これでいいか」、となったのでした。

余談ですが、「情に厚い」という言い方なんてない、とNTTの人に言われたようで、なぜか勝手に「情熱に熱い」という文に書き換えられたらしい笑 うそん!情が厚いって言うよね!?なぜ。。汗 ここはおじちゃんの性格をすごくよく表していると思ったので、勝手に書き換えられてちょっとビックリでした!

とりあえず無事に電報が送られ、お葬式も無事に済んだということをFお姉ちゃんやうちの両親から聞きました。しかし、おじちゃんの荘厳なお葬式の裏で、まさかのハプニングが起こっていた。。
私の電報が親族のみなさんに届いたとき、誰も「タイタンズ來未」が誰か分からなかったらしい。「変な電報が届いてるぞ〜!」と親戚の方々がざわつき始め、「タイタンズって。。スナックの名前か!?」、「愛人か隠し子でもおったんか!?認知してなかった子がおったんか?隠し子から。。!?可哀想なことをして。。」みたいな昼ドラ的な大騒ぎになっていたらしい笑 
スナック店っぽいカタカナの名前、「おじちゃん」と馴れ馴れしい呼び方、情熱に熱いおじちゃん、「くみちゃん」と笑顔で呼ぶ。。確かに、不安要素が全部詰まった電報だった笑

おじちゃん、「ちがうちがう〜!!勘違いや!!それ近所の來未ちゃんからや!!!」って棺桶から半分くらい出て来てたんじゃないかと想像してしまった汗 亡くなって安らかになった後にこんな濡れ衣着せかけてしまった事に申し訳なさを感じたと共に、騒動中の親族のみなさんのやり取りを想像するとちょっとプッ。。っと笑ってしまった。。^^;

どうやらFお姉ちゃんが何度かじっくり私からの電報読んでみて、「あぁ!これあの來未ちゃんからや!」とひらめいてくれたようで、その時にみんなで大笑いしたらしい笑 
辛いときに、みんなに笑いを提供できて良かった。。のか!?

おばちゃん、Fお姉ちゃん、本当にご迷惑お掛けしました。。!汗 
おじちゃん、今頃天国で痛みから解放されてのんびりニコニコと過ごしてるんやと思うなぁ。一生懸命働いた人生だったと思うので、ゆっくりして欲しいなと思います。そして、おじちゃんから学んだこと、うちの子どもにも伝えて行きたいと思っています。おじちゃん、どうぞ安らかに。。日本に帰ったら、お墓参り行くね。