記念すべきことで、忘れたくないので日記みたいに残しておきます!
第一希望だったところで、今年の秋から一年間スクールサイコロジストのインターンとして働けることになった!しかもお給料、健康保険、有給休暇も出る。ここまでベネフィットがつくインターンシップって実はすごく珍しいのだ。本当にありがたいし、今までサポートしてくれた家族や友達、教授に感謝の気持ちでいっぱいです✨
インターンの期間が終われば、自動的にフルタイムの正規雇用に切り替わるので、もう就職活動も終わったのだ❤️卒業後、また面接を受けなきゃ〜ってストレスフルになる必要もなく、心底ホッとしている。
2月19日、私が高校2年のときに一年間交換留学に行っていた、アラスカの校区が面接してくれました。ここの学区には去年の12月末に最初に応募していたけれど、そっから1ヶ月、何の音沙汰もなかった。オイルの値段がガタ落ちしていて、石油を売って収入にしているアラスカは、財政難に苦しんでいる。。州の予算の関係で、多分雇用プランが白紙になったのではないかと勝手に思っていた。
でも、スクールサイコロジストは特別教育法によって結構守られた職業なので、どっちにしても確実に一人は雇用されるのはわかっていたので、そこまで心配はしていなかった。ここが日本の臨床心理士とは全然違うところだと思う。臨床心理士は法律で立場が守られていないので、就職のときに本当に苦労する。
***
1月の末になって、突然校区から連絡が来て、再度オンラインで申し込んでほしいと言われ、すぐに応募した。二人のサイコロジスとが辞めてしまうそうで、インターンとして二人応募するとのこと。最初は毎年一人しかインターンは取らないと言っていたので、すごいラッキー!
2月15日になってまた校区から電話があり、その週の金曜に面接を受けることに!面接ロットは3つあり、私が最初に電話した人だから、好きな時間を選んでいいよって言ってもらえた。最近私が電話してると海くんが私の注意を引きたがり、わざと大声で話しかけてきたり、手をひっぱったりするので、Joelが確実に家に帰ってくる時間、一番遅い時間を選んだ。ワシントンの時間で夕方4時からやったかなー。
面接には11個の質問があった:
1.実習で学んでいることについて。どんなことに興味を持っているのか話して下さい。
2.私の長所と短所を、スクールサイコロジストの職務内容に絡めて教えてほしい。
3.なぜスクーサイコロジーという分野を目指そうと思ったのですか?
4.学習障害が疑われている子どもの、Special educationプロセスを詳しく話して下さい。
5.Emotional/Behavioral disturbanceが疑われている子どもの、Special educationプロセスを詳しく話して下さい。
6.どんなアセスメントを使えますか?
7.レイティングスケールは何が使えますか?Adaptive measuresは何が使えますか?
8.PBISに詳しいか?
9.SSTを個人やグループで行った経験は?
10.自閉症の子との経験は?
11.なぜうちのディストリクトで働きたいと思ったのか話して下さい。
Emotional/Behavioral disturbanceのケースに関わった経験があんまりなかった。。特にうちの学区のスクールサイコロジストはこのカテゴリーに当てはまる子たちのプロセスに100パーセント関わっていない気がする。。しかも、このカテゴリーに当てはまる子供たちって、攻撃行動とかを呈する行動に問題のある子も当てはまるし、統合失調症も当てはまる、不安障害を持っている子どもも当てはまる。。あてはまる障害のカテゴリーが結構バラバラで、「えっ、一体どの障害のことを説明すればいいんやろう?」と混乱してしまった。。今思えば素直に、「どの障害を想定して説明すればいいんでしょう?」って聞けば良かった。。とにかく、突然苦手な質問を聞かれてちょっとしどろもどろやった。。しかも、special educationにリファーする手続きって学習障害とほぼまったく一緒やし、何で同じような質問をまた聞かれたのだろうとちょっとびっくりした。でもまぁ、この質問にも10点満点中6点くらいの回答はしたと思う。。汗
他の質問は事前に想定していたものばっかりだったので、かなりいい答えを出せたと思う。ただ、後で、「あーーこれも言えばよかった。。せっかく勉強しておいたのに。。」ってことが多く、やっぱり事前にもっとロールプレイしておけばよかった。。
最後に、「もしよかったら何人受けているのか教えてもらえませんか?」と聞いたら、4人とのこと。二人採用の予定なので、競争率は2倍かー。何だかしょぼんとしてたら、「クミの面接、すごいよかったよ!」って言ってくれて、自信のなかった私はびっくりした。そして、アメリカは本当にポジティブな国やなーとか考えていた。でも、ものすごい面接の出来が悪かった子にこんなこと嘘でも言わないだろうと思ったので、ちょっとほっとした。。
来週の金曜日までに面接の結果をお知らせしますと言われ、じっと一週間待っていた。Joelのママが待ちきれず毎日連絡をくれた笑 家族や友達も気にかけてくれて、何度も声かけてくれて嬉しかった!
ついに2月26日金曜日が来た。一日中ワクワクドキドキ待ってたけど、全然連絡来ず。。笑 代わりにうちの大学院のディレクターがメールをくれ、「クミが応募して校区から電話がかかってきて、話したのよ。すごく楽しかった!向こうはクミにすごく興味持ってるみたいよ!感触がすごく良かった!」って言ってくれてすごい嬉しかった。もうあかんのちゃうかーって思ってたのだ。
その日は3時半から実習先の高校で問題を起こした子のmanifestation determination meetingに参加する予定だった。ミーティング中に電話かかってきたら嫌やなー。。と思っていたら、案の定ミーティング中に電話がかかってきた。。生徒さんやお母さんに失礼だから、電話には出なかった。
ミーティングが終わって留守電を聞いたけど、要件はなく「すぐに折り返し電話をくれると嬉しいです」とのこと。電話をかけると、今度は相手側が忙しかったらしく、留守電になった。「manifestation determinationミーティングに参加していたので、電話に出れず申し訳ありません。折り返し電話いただけますか。必ず出るようにします」と留守電に残した。高校のパーキングロットで愛車のビートルちゃんに乗り、いつ電話がかかってくるか分かんないから、とりあえず港に用事があったのでそこに行こう、と車のエンジンをかけたところで電話が来た!
「インターンシップをあなたにオファーしたいと思います」と言われたときは本当に飛び上がって喜んだ!よかったーーー!すぐにJoelに電話し、Joelももちろん大喜びしてくれた。そのあとJoelママに電話した。ママは、キャーーー!!って叫んで喜んで泣いてた笑 ママなんていい人!親の携帯にもメールを送り、ほっとした金曜の夕方でした❤️
後で推薦状、サーベイ、向こうの校区と電話で話してくれた教授たちに「受かりました!ありがとうございます!」ってメールで報告したときに分かったんやけど、どうやらアラスカの校区はうちの教授には、「クミを採用する予定で、クミがうちの校区で働いてくれるのが楽しみです」って言ってたらしい。教授はそれを私に言ってはいけなかったので言わなかったみたい。でも、うちのディレクターが気を利かせてくれて、不安になってる私にわざわざほのめかしてくれて嬉しかった😭みんなめっちゃいい人!うちのプログラムほんまに万歳やわ〜!
Joelのパパも政府の仕事をしていて、そこの部門のマネージャーをしている。パパはいつも公平で誰にでも優しくて、でも難しい決断もしっかり実行できる人なのだ。こんな上司は最高やろうなーって思う。パパが教えてくれたけど、referenceに連絡するのは本当に興味のあるアプリカントだけだそう。今回で勉強になりました。。あんなに心配することもなかったのかも。。でもほんまに信じられない!
アメリカの職場って、どれだけ多種多様な人種がその職場にいるのかを非常に気にする傾向がある。私が白人じゃなくてアジア人だったのはかなり優位な要因だったのではないかと思っている。
あと、アメリカは本当に学歴社会で、成績が一生付きまとうのだ。私はそれを痛いほど感じていたので、大学院では本当に勉強を頑張って、絶対に妥協しないようにしている。成績が良かったのも雇ってもらえた要因だと思う。私は生まれつき頭がいいわけではないので、もう普段から人の倍以上頑張っているのだ。。汗
17歳になったばかりの8月、アラスカに身一つで交換留学に行った。それもど田舎!飛行機の中から見た風景が木ばかりで道路も家もなにも見えなかった。「とんでもないところに来てしまった。。!?」と思ったのを今でも鮮明に覚えている。初めはみんな何を言っているのかさっぱりわからず、めちゃくちゃ苦労した。でも優しい友達がたくさんできて、何よりJoelと出会えたのもその高校だった。苦い経験もあったけど、ほとんどが楽しい思い出ばっかりの一年やった。青春時代を過ごした校区に戻って働けるって、これってすごい稀なことやなーと思う✨たくさん学んで一生懸命働きたいと思います!アメリカに来てやっと一人前になれたような気がして、すごく嬉しい!!