2/18/2024

【海外在住者用】ORRネット(オンライン在留届)アカウントを使ってオンラインでパスポートを申請するやり方

海外在住者にとってはものすごくありがたいニュース!パスポートの「新規」申請であっても、2023年の春からは申し込みをオンラインでして、受け取るときだけ日本領事館に行くだけでいいとのこと!アメリカの国土は半端なく広いので、わざわざ領事館に行くのが毎度本当に大変なので、とてもありがたい。

ただ。。。この手続きが外務省と領事館の説明不足が激しく、エラー続きでまったく申請手続きが進まない!!一晩苦戦し、他にもやることは山ほどあるのでイライラした。一旦投げ出して後で対処することに。翌日、しばらくネットを見ていたけれど、それでも何だかよく分からず、しばらく苦戦。その後やっとなんとかアプリを起動できた。。ここまで不親切で説明不足な手続きに出会ったことはない。。日本よ、そりゃ先進国にどんどん遅れを取っているわけだ。。日本人として悲しい思いです。

誰かのためになればと思い、ここに記しておくことにする。そしてまた5年後や10年後に、何の改善もされていないならば、私自身が自分のブログを見てオンラインでパスポートを申請することになるんだろうなぁ。。どうかそんな事になりませんように!


大前提:

*在留届を出し、ORRネットのアカウントを持っていることがまず大前提。ORRネットのアカウントがないと、パスポートの申請はオンラインでできません。

*同じ世帯内に住んでいる子どもの(自分ではなく)パスポートを申請する場合:在留届を出していても、パスポートが切れていて、有効なパスポートを持っていない場合、ORRネットを使ってオンライではパスポートが申請できません!!ORRネットのアカウントに有効なパスポート番号を入れる必要があり、すでに失効しているパスポート番号を入力したり、この部分を空白にしようとしたりするとエラーが出てそこから進めないのです。。

ケース1:以下の手続きは、成人である自分がパスポートを申請する場合です。1)有効なパスポートのがある、もしくは2)すでに失効したパスポートを新規更新するが、在留届を出していて、ORRネットのアカウントがある人のための手続き方法です。

*自分のスマホにApp Store/Google Playから「パスポート申請(海外在留邦人用)」のアプリをインストールする。以下のコードをスマホのカメラから読み取る。

*自分のスマホの設定画面に行き、「言語と地域」を日本に変える。ちなみに、これだけではダメ。。。アメリカ在住の人の場合、言語設定のランクが「英語」が先で、次に「日本語」になっていると思う。この場合、日本語を一番最初のランクに上げる必要がある。こうすると、スマホがやっと日本語表示になり、アプリも起動する。英語が一番最初のランクになっていると、アプリが起動しない。

(私はAndroidのスマホではないので、Androidの場合は分からないですが。。)iPhoneの場合、「日本語」を長押ししてドラッグしながら、「日本語」を第一ランクに持っていき、「英語」が第二ランクになるようにする。

ちなみに、「English」、「日本語」と書かれた部分ではなく、その右側にある三つの縦並びになったバーの部分を長押ししないとドラッグできないので注意!

↑言語設定のスマホ画面:言語と地域の設定を日本に変えた後でも、Preferred Languagesの順番がまだEnglishが先で日本語が次になっている。日本語の横にある三つのバーを選択、長押し、ドラッグして日本語が英語の上に来るように順位を変える。

↑言語設定のスマホ画面:「日本語」が「英語」の上に来ているので、これでオッケー。


大まかな手順:

 何よりまず最初に、ORRネットに行き、自分のアカウントにログインする!!これがまず最初の一歩。ORRネットでログインして、自分のアカウントからパスポート申請に行かないと、アカウントを持っていない人のためのパスポート申請書が出来上がり、完全に時間の無駄になります。

1)ORRネットから自分のアカウントにログインする。ワンタイムパスワードが登録されたemailアドレスに送られてくるので、ワンタイムパスワードを入力する。

2)「在留届メニュー」から「筆頭者の旅券申請」を行う。以下のような画面が出てくれば、正しく申請できている証拠↓


3)画面に出てくる通りにクリックしながら申請手続きを進める。

4)自分の申請内容が含まれた固有のQRコードが表示されます。

5)この固有のQRコードをスマホで読み取ることで、「パスポート申請(海外在留邦人用)」のアプリがやっと起動します。

6)ここまでくればあとは結構簡単です。自分のパスポート写真をその場で、自分のスマホを使って撮ることができます。もうわざわざ写真をプリントアウトする必要がありません。サインまでスマホのアプリで行うことができます。


ケース2:子どもの(親である自分ではなく)失効したパスポートを新規のパスポートに切り替える場合は、なぜかORRネットを使ってオンラインでパスポートを申請できません。以下の手順に沿って新規パスポートを申請してください。

ORRネットにログインした後、「在留届メニュー」から「変更届」をクリックし、同居家族として子供の情報を入力しておくこと。この作業を終えて初めて、子供のパスポートもオンラインで申請できる。

1)このサイトに行って、必要書類をダウンロードする。子供に署名をさせて(英語でも日本語でも可)、自分も署名。自分の住んでいる管轄内の領事館の名前も書いておく。

2)以下の必要書類を提出する必要がありました:

*総領事館にEメールで以下の書類を添付することで、わざわざ領事館に赴く必要もなく、パスポートの申請を開始して頂けました: 

1)完成したパスポート申請書類をスキャンしたもの。←パスポートを受け取る際に、原本を持って行き提出する。

2) 本人確認の確認書類(すでに失効している日米のパスポートの顔写真のあるページなど)をスキャンもしくは写真に撮ったもの。←パスポートを受け取る際に、原本を持って行き提出する。

3) 戸籍謄本の写しを写真に撮ったもの。←パスポートを受け取る際に、原本を持って行き提出する。

4) 子どもの日本国籍を証明する書類。失効した、もしくは有効な日本のパスポートをスキャン、もしくは写真に撮ったもの。←パスポートを受け取る際に、原本を持って行き提出する。

5)子どもの合法なアメリカ滞在を証明する書類。例えばアメリカの失効した、もしくは有効なパスポート、グリーンカードなどをスキャンするか写真に撮ったもの。←パスポートを受け取る際に、原本を持って行き提出する。その場で領事館がコピーを取り、返してくれます。

5) 子供の父親に頼んで書いてもらった、日本のパスポートを申し込むことへの同意書(領事館からテンプレートがメールで送られてきます)をスキャン、もしくは写真に撮ったもの。デジタルシグネチャーはダメで、手書きで書き込まれたもの。←パスポートを受け取る際に、原本を持って行き提出する。

5)夫のパスポートの顔写真部分を写真に撮ったかスキャンしたもの。 ←パスポートを受け取る際に、原本を持って行き提出する。その場で領事館がコピーを取り、返してくれます。


*実際に持って行くか、郵送で送らなければいけないもの。

1) 顔写真1枚。アメリカ用パスポートサイズの写真(2X2インチ)でも良いとのことでした。

3)パスポートは2週間ほどで発行してくれました。受け取る際は、本人である子どもを絶対に連れて行かなければいけません。アメリカのパスポートより手間はかかるけれど、発行自体は断然スピーディーでした。

その他のTips...

同戸籍内に登録されている自分と子供のパスポートを同時に申請する場合、戸籍謄本(抄本ではダメです)は一通だけでいいです。二通準備する必要はありません。別日に申請する場合は、戸籍謄本は一人に一通ずつ必要になります。