7/28/2010

how we met? :)


別名、ラストフロンティアー、ここが私とJoelが出会った土地です!


それは2001年夏、私が高校2年生のこと。。。私は高校生の交換留学を扱うYouth for Understanding (YFU)という団体を通じて、アラスカにあるスカイビューハイスクールに一年間留学していました。

その高校のDesktop classというコンピューターのクラスで隣に座っていたのがJoelでした。すごくかっこよくて、穏やかで、優しくて、周りの同級生よりも格段に大人で落ち着いている、「ミステリアス」という言葉が本当にぴったりな男の子でした。私は当時コンピューターの使い方がよく分からず、とんでもない質問をしょっ中Joelにしていたような。。。それでも本当に優しくいつも笑顔で教えてくれました。Joelは日本の歴史や文化について興味津々で、ものすごーーく色んな質問をたくさんしてくれました。Joelがいるから、クラスに行くのがいつも楽しみでした。

そして時は春になり、アメリカの高校の一大イベント、プロムが近づいてきました。私はプロムに行くのはJoelとがいい!と決めていました。でも、誘うのは超超超恥ずかしい。。。でも意を決してJoelを誘うことにしたのです!何日間か待ち伏せしたある日の放課後、やっとその日は廊下を歩いているJoelを発見!私は清水の舞台から飛び降りる気持ちでJoelを誘いました。。。ものすごーーく緊張しながら、「。。。Joel。。。もし良かったらプロムに一緒に行ってくれないかな。。?」と誘ってみました。。。
答えは。。。「うーーん。。。ダンスとか興味ないから。。。本当にごめんね!」Joelのアホー!!!!笑

後で聞いたところ、Joelも私のことが好きだったらしいが、お互い異性慣れしていなかったので、"i didn't know what to do!"だったらしい。。笑 そして彼のお家は決して裕福ではないので、Joel専用の車が家になかったそう。両親の車を借りて私を迎えに行くのが恥ずかしかったらしい。なんやねん〜、そう言ってくれたら良かったのに☆Joelとならアラスカの雪道をテクテク歩いてでも一緒に行ったのにさー。

余談ですが、そしてミステリアスな私の彼は、高校生の時はランチタイムをすべて使って図書館でマルクスの経済学を読みふけっていたという。。。笑 そらプロムなんか興味ないよね。。。しかし、そういうユニークな所が本当に好き!!:)

彼に言わすと、私とプロムに行かなかったことが、ずっと「人生で心残りの出来事」の一つだったという。そこまで言うなら許してあげようじゃないか!その代わりにずっと一緒にいてね!!

とりあえず、結果として9年前の私の恋は破れたわけです。。。

Joelは私にとって、この人は、つまらないプライドも、死にたくなるくらいの恥ずかしさも、すべてを捨てて、一緒にいたいと伝えられる人でした。そして、私の人生で、こんな風に相手を見れたのは、Joelが最初で最後の人となるわけです。

それから約9年間、チャットやメールをしていましたが、特に何の進展もなく私たちはお互いの人生を歩んでいました。私は、大阪→NY→北海道→和歌山と、学校や生活の場を点々としていました。Joelも、アラスカ→ハワイ→アラスカ→WAとかなり動き回っていました。

そして、去年、facebookが大きなきっかけで毎日連絡を取るようになり、お互いものすごいスピードで恋に落ちました。一通目にメールをやりとりした時、「この人は全く変わっていない。本当に今でも素敵な人だ」と思いました。すごく繊細で賢くて、ランダムなアルファベットの羅列でも、彼の指にかかれば魔法をかけられた様に、文字から優しさが溢れ出ていました。彼の言葉一つ一つが、本当に心に染みました。「この人とは心の深い深いところから、コミュニケーションができる」、そう思える人に出会ったのは彼が初めてでした。

幾度の困難を乗り越えて、今私たちがあります。ここまで来るのは決して平坦な道じゃなかった。でも、だからこそ、こうやって歩幅をそろえて歩いている毎日が、本当にかけがえのないものだということに気づかされるよね。

私の最高の旦那さん、これからもずっと一緒にいてね!