3/03/2014

目指せSchool Psychologist!学校に戻ります!

やった〜!大学院受かりました☆
今年の6月からアメリカの大学院に行くことになりました。School Psyhologyのプログラムで、卒業して国家試験に受かればSchool Psychologistとして学校現場で働くことができます。
日本でも大学院に行っていたのですが、院生活というのはかなり忙しく、そのせいでかなりストレスが溜まるので、今度は大丈夫なのかとちょっと戦々恐々としています汗 しかも今度はチビモンスターの面倒もみながらのスクーリング。。一体どうなるのかと考えたらゾッとするけど、まぁなるようになるよね。。汗 Joelにも相当迷惑をかけると思うので、家族全員ストレスアウトしないように頑張ります。。!大学院に行くことを快諾し、サポートしてくれたJoelに感謝☆でも、Joelはいずれパートタイムで働きたいと思っているので(えっ?って感じですよね笑)、ずっと「一生フルタイムで働きたい!」と言っていた私が働きに出ることを歓迎しているという背景もあります^^;

去年の11月に行きたい!と思える大学院が突然見つかり、アプリケーションのデッドラインである1月15日まで2ヶ月しかなかったのですが、何とか提出物をかき集め完成させ、送りました〜。2月の18日に結果が出て、合格通知をもらいました☆学校には来年戻ろうと思っていたので一年早まりましたが、3ヶ月で一気に物事が進み、いい感じに進んでいてとってもありがたく感じています。

アメリカに来て、心理職に就きたいと思っている人もいらっしゃると思います。少しでも道しるべになればと思い(Spectrolineさん頑張って下さい!:))、ブログに書き留めておこうと思います☆
また、ママにとって学校に戻りやすいタイミングについて、良ければ参考になった情報があるので、今度違うポストにて書きたいと思います。

結婚して子どもが出来た今、「大学に戻りまーす!行きたい大学が遠いので、さぁ、引っ越そう!」何て当然いきません泣 Joelは仕事があり、うちらを養うためにも仕事は続けてもらわなければいけない。引っ越すなんて到底無理です。
以上のことを考慮し、大学院は以下の条件を満たしているところに応募しようと思っていました。そして、何とそんな素敵な大学院が見つかったのです!:

1)オンラインコースで授業が取れること
でも、心理職は当然ながら対人職になるのでオンラインコースをオファーしている大学院はほぼ皆無でした。ワシントン州ではひとつだけです。オンラインで取れるとなると、私が車を運転して学校に実際通う必要がないですし、経済的にも助かるし、時間も節約でき、とても楽ちん!

2)夜から始まる授業をオファーしている
こんなプログラム、まず滅多にないと思います。でも、アメリカは広いのできっと見つかるかと。うちは昼間はJoelが働いてくれているので、昼間は私がカイくんをみなければいけません。夜から授業が始まるプログラムだと、授業中はJoelがカイくんをみてくれるので、誰にも預けずにすみます。カイくんはまだ小さく、今デイケア(日本でいう保育園)に預けると月10万弱払うことになります。。。アメリカは保育園がめっちゃくちゃ高いです。よほど家庭の収入が低くないと、政府から保育園の補助費を受けることもできません。なので、誰にもどこにも預けずにすむ、夜間授業コースのプログラムがいいなぁと思っていました。

3)授業料が安い
学費が安めの州立大学に行こうと思っていました。アメリカの大学の学費がバカみたいに高いのは有名な話ですよね。例えば、ワシントン大学(UWと呼ばれています)は州立大学ですが、州外出身の学生の学費は一年間に320万です(州内出身者の学費は124万円)。これに寮費、教科書代、公共機関や自家用車を使ったときの移動費などを含むと、大学に一年間在籍するだけで460万かかるとUWのウェブサイトに書いてありました(州内出身者の場合、270万)。。つまり、4年制大学を卒業するのに1840万(州内出身者は1000万ちょっと)かかるんです。。ありえないですよね?
アメリカの学費ローンは恐ろしく、破産が適用されません。つまり、本人が払えないとなると、家族に支払い義務が発生します。一生消えないローンなのです。もし卒業後すぐに仕事が決まらなかった場合でも、学費ローンの返済はやって来ます。。そんなことになったら、もうお先真っ暗ということになります。。!
私は東海岸にある大学を卒業したのですが、東海岸の州立大学のほうが安いです。西海岸、私はとくにワシントン州の大学しか調べていませんが、どこも東海岸より学費が飛び抜けて高い印象。西海岸の大学については、「州内出身者もこんなに払うの!?」とびっくりしました・

4)卒業後は必ず仕事が見つかる分野で進路を決める
アメリカの授業料が高いので、それ返済することも考えなければいけません。それに、私のような歳でまた学校に戻るとなると、自分のやりたいことよりも、学費の返済はもちろん、卒業後は家庭の収入を増やすということを十分考慮しなければいけませんでした。
私はSchool Psychologistになろうと決意したのですが、その理由が、今団塊世代(アメリカではベイビーブーマーといいます)が定年退職している時期で、ワシントン州内でSchool Psychologistの募集がたくさん出ています。慢性的に欠員状態で、ずっとポジションが埋まらず、万年募集が出ている状態。この分野ならば、高い学費を払って卒業しても食いっ逸れないと思ったわけです。

6)できるだけストレスの少ない職業を目指す
アメリカでも臨床心理士、つまりClinical Psychologistになろうかなと考えていたのですが、まずClinical Psychologistになるのは難しい!博士課程の合格率がすごく低く、卒業生は1500万~2000万の学費ローンを抱えているのに(この金額は、修士〜博士過程の5年間のローンです。学士のローンを含めると、ローンは軽く2500万は超えるのでは。。)、年収450万〜500万程度です。もちろんストレスも多い職業だと思います。割に合わないことを痛感しました。家の近所にAPA認定のClinical Psychologyプログラムもないので、運良く受かっても毎日シアトルまで通学することになります。それ以前に、私のレジュメでは博士課程のプログラムには合格できないやろうな〜とも思いました。
School Psychologistはストレスもあると思いますが、春、夏、冬の学校の休みは仕事もまるまる休み!夏休みが3ヶ月あるのです。カイくんともたくさん一緒に過ごせるなぁと思います。

7)卒業後は確実に州のライセンスなどが取れること
School Psychologistとして働くには、ワシントン州では以下の二つの条件をクリアしていることが挙げられます:
①National Association of School Psychologists (NASP;アメリカでもっとも影響のあるスクールサイコロジスト協会) が認定するSchool Psychologistの資格を持っていること。
②WAが認定するResidency Educational Staff Association (ESA) Certificate in School Psychologyを所持していること。
大学のプログラム要項を良く読んで、卒業後は以上の二つの条件を満たせるプログラムに応募することをお勧めします。ちなみに、私の通う大学はNASPから直接認定を受けていませんが(どうやらオンラインのコースは最近新設されたみたいです)、プログラム自体はNASPの指定するコースに合わせているそうで、卒業後は必要なポートフォリオを提出し、国家試験を受けることによってSchool Psychologistになることができます。

私がSchool Psychologistになろうと思ったきっかけは、ギリシャ人の友人、EiriniがイリノイでSchool Pyshologistをしていて、その子が「もう最高に楽しい職業よ!!良いわよ〜!私は超オススメする!!」って言ってくれたのがきっかけでした。その子はすごく頭が良く、綺麗で優しくスイートで、いつも私のロールモデルでした♪出会いはシカゴであった認知行動療法学会。お互い同じワークショップでボランティアをしていたことで出会い、その日からずっと仲良しです。その友人はアメリカで博士号を取り、すでにギリシャに帰っていて、向こうの大学で教鞭を取っています。この友人が、右も左も分からなかった私にたくさん良いアドバイスを与えてくれ、本当に心から感謝しています♥️ありがとう〜Eirini!!

このポスト、何日もかけて書いたのでダラダラ長くなってしまいました^^;最後まで根気よく読んでくれた人、ありがとうございます!

パパの会社までお迎えに来た!外に出るのが大好きなカイくんは大はしゃぎ〜!