※各群の詳細ポイント数、臨床心理士資格認定協会が認める、関連学会、機関紙、研究紙、ワークショップ、研修会のリストについては、こちらに書いてあります。
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先月である11月についにやってきた、臨床心理士の更新案内!すでに書類は提出し、無事「受け取りました」とハガキで通知が来た。
ホームページでも、海外在住者の更新に関する詳細情報は一切載っていないので、一体どうなるのかとず〜っと思っていた。アメリカに嫁に来る前に、事務局の人に電話でちらっと聞いただけで、ちょっと不安にも思っていた。やっと資料が来て、ちょっとびっくりしたこともあるので、また5年毎にびっくりしないように書き留めておこうと思う!
結論として、海外在住者の場合、普通に更新ポイントを貯めることは不可能なので、レポートを書くだけでいいのだそう。ありがたいです。その分ちゃんと自分で知識と経験を高めて切磋琢磨しないとなぁ。。
私は勝手に、ポイントをまったく貯めなくていいのかと思っていたのだが、これが大きな間違いだった(確かに結果的にはポイントは貯める必要はないんだけども)。
とりあえず、以下の書類を1月末までに送付しないといけない。流れとしてはこうだった:
1)まず、通常更新の手続きを通る:
海外在住者であっても、とりあえず出せる更新ポイントは証拠として出す。これを
元に、通常の更新を免除するか、あと2年延期するかを協会側が決定するらしい。
延期される場合は、アメリカに留学していて日本に帰ってくる場合や、日本で住んでいて子育てや介護などの理由で更新ポイントが貯めれない人のためで、2年間猶予を与えるということなんだと思う。私のような永住組は自動的にレポートを書くことになるのだと解釈している。
ポイントの証拠は、結構カジュアルな感じで、参加証や当日の資料のコピーで大丈夫。私は共著で論文を出していたのだけれどその場合は、論文の表紙と目次を提出しなければいけなかった。でも、原著論文は実家にあったのでその旨を伝え、メディカルオンラインの検索ページを証拠に出しておいた。それで大丈夫でした。
更新に該当するポイント獲得方法は結構ややこしい。このポストの最後に書いておきます。いろんな群があり、そこから(ほぼ)まんべんなくポイントを稼がなければいけません。
ちなみに、協会が認定していないワークショップに参加したり、認定していない学会で論文を出してもポイントがつかない!私はもう一個共著で論文を書いていたのに、その学会がリストに載ってなくてガーンだった。。まともな学会なのに。。と思った次第でありました。こんなん知らなかったわ。。
あと、臨床心理士の資格が効力を発する4月より前に参加した学会や論文はカウントされないことがわかり、またガーンでした。。
2)日本にいないことの証拠を提出:
海外在住者は、パスポートの出国スタンプが押されているところをコピーして提出する。これが日本にいないから、という理由になる。スタンプがほぼ見えなくなっていたし、のり付き付箋をつけて説明書きを付けておきました。顔写真のページはいらないらしい。
3)子育ての証拠を提出(該当者の場合):
子育てでなかなか更新ポイントが溜まらないんです。。という場合、母子手帳の子どもが生まれた日が載っているページをコピーして提出する。私は母子手帳がどこに行ったのか分からなかったので、なぜか手元にあった戸籍謄本をコピーして提出してOkでした。
4)今後の帰国予定を伝える:
今後も5年間は日本に帰る予定はないという場合(つまり、次回の更新も通常手続きではできないという旨を伝える)、その旨を一筆書いて同封すれば、次回の更新もレポートだけでいいみたいです。
5)提出書類の一覧:
i. 資格更新手続書:これは送られてくるものに自分で書き込むだけ。一枚だけで記入事項も少なく、すぐ書き終わります。縦3cmX横2.5cmの顔写真が一枚必要です。この写真をこのiに貼り付けます。ここのポストに書いてあるけれど、自分で手作りすると安上がりで簡単!
ii. 継続研修機会実績報告一覧表:これに参加したワークショップなどを書き込む。自分で計算してポイントを出す。ちなみに共著の場合は、10ポイントを共著の人数で割ったものがポイントになる。
iii. 継続研修記録簿:これがポイント取得の証拠として提出する書類たち。どんなフォーマットでもいい。私はコピーした書類に見やすいようにのり付き付箋をつけて整理しました。例として、証明書、領有書、参加章、プログラム要項、当日に参加者だけに配布された資料など。要は、主催者名と参加者名が確認できる書類だそう。これらを紛失した場合は「紛失」と書いて提出。
iv. 資格登録受付書:送られたきた提出書類受領ハガキ。ここに手続料送金控えのコピーを貼り付ける。
v. 現資格登録証明書:今所持している、臨床心理士のIDカードを返送する。
すごく不便なのが、日本の郵便局かみずほ銀行でしか資格更新手数料(20,000円)が振り込めない。。クレジットカード使用可にしてもらわないと、親が死んでしまったらどうやって振り込めばいいのか悩む。。
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以下の群から、1群か2群を必ず含む、3群以上にわたって(ややこし〜!)
、計15ポイントを獲得しないといけない!詳しいポイントなどの内容は上にも書きましたが、こちらのポストに書いてあります。
1群:協会が主催する「臨床心理士研修会」、「心の健康会議」への参加
2群:日本臨床心理士会が主催する「大会」、「研修会」
3群:協会が認める関連学会での諸活動への参加
−研究誌、機関紙など。
4群:協会が認める臨床心理学に関するワークショップまたは研修会への参加。
−ワークショップは1開催機会5時間以上、研修会は年間20時間以上の研修時間を必要とする。参加者は2Pもらえる。
5群:協会が認めるスーパーヴァイジー経験。
6群:協会が認める臨床心理学関係の著書の出版
−上にも書いたけど、原著は12P、共著は”その他10P”を人数で割ったポイントがもらえる。10人以上の場合は1P。
ところで、この「臨床心理士認定協会が認める」。。というのがわかりにくいですよね。サイトのどこにもどの学会が認可されているのかわからないし。
ほかの場所でも認可されている学会やワークショップを知りたいけどどこにも載っていない!という声を見かけたので、こちらにリストを載せてあります。
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延期が認められた場合。。。
「海外留学等の期間会の心理臨床活動と自己研修に関する事実を証明する資料、および400字詰原稿用紙30枚以上40枚以内に自研例のケース研究論文を、延期事由に添えて申請するものとする。原則として3ヶ月以内に延期可否を本人宛に連絡する。更新手続料は30,000円とする」とのこと。
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次回の更新はまた5年後の2019年です。一体5年後はうちらはどこに住んでいるのか。まだBellinghamに住んでるのかなぁ〜。私の大学院卒業が2017年やから、その1年後にはさすがに家を買っていたい。。
【追記】
2015年4月1日付で資格認定協会の事務局から手紙が届いた。400字詰めの原稿用紙に、「これまでの自身の臨床心理活動において困難であったこととその対応について」レポート課題が出た。400字以上とのこと。もっと書かないといけないと思ってたのでホッとしました。
提出期限は6/1の消印有効。