5/25/2012

出産の時の話☆

出産の時の話を書きたいと思います〜。 
私文章をまとめる能力がないので、ダラダラ長くなってしまうのですが、興味と忍耐力のある方は良ければ読んで行って下さいませ〜!:)


**5月18日**
おりものがピンク色だったので「これはもしや!おしるしではないか〜!!」とちょっと感動。その数時間後にシャワーを浴びていたら、卵の白身と真っ赤な血をくっつけたみたいなおしるしがツゥルンとバスタブに落ちているのを発見!これが計2個くらい出ました。おしるしの到来!排水溝に流れてしまう前に手ですくってバスタブの端におしるしたちを避難させておく(後でJoelに見せて感動を分かち合うため)。Joelに見せると「。。うわっっ。。」っとあからさまに嫌な顔をされる。
おしるしが来ると一般的には平均2〜3日で分娩が始まると言われているみたいですね☆ちなみにおりものは出産当日までずっとピンク色でした!

**5月21日(おしるしの3日後)**
6:00am お腹が痛い感じ(おしっこが一杯で膀胱が痛い?前駆陣痛?よく分かりませんでした。つまり弱い痛み)で目が覚め、トイレに行く。おしっこした後なのに、その数分後かなりの量のおしっこだかおりものがジョーッと漏れたことに気付く!見て見るとピンクっぽい透明の水。布ナプキンがこれまでにない程ぐっしょりと濡れたのでびっくり。「あら!もしかして破水〜!?」と思ったけど、そのあとず〜っとチョロチョロ出るという感じはなかったので、とりあえず様子を見るか〜と思いベッドで横になる。

6:30am 起きてから結構規則的に陣痛が来ているみたいなので、時間を測り始める。

7:00am ちょっと不規則やけど、だいたい3〜5分間隔で陣痛が!病院に電話して、「分かんないですが破水っぽいのがありました。おしっこなのかもしれないんですがよく分からなくって。陣痛も不規則ですがあります。どうすれば良いですかね〜?」って聞くと、「あら、今すぐ来てちょうだい!」とのこと。「入院の荷物、一応持って行った方が良いですよね〜?」って呑気に聞くと、「もちろん!破水なら今日、誕生日パーティーよぉ〜〜!!」と言っていた笑 
Joelが職場に着いた直後だったんですが、すぐに戻って来てもらい、Joelと日本から出産の手伝いに来たばかりの母と3人で入院の準備をささっとこなす。

8:00am 病院に到着。陣痛は規則的に3分間隔になっていた。
8:30am 緊急の患者さんがいたとのことで結構待たされる。まず破水かどうか調べるために膣の入り口にリトマス紙みたいなものを付けてもらう。色がネイビー色になれば羊水で破水しているとのこと。結果は緑だった!でもこの検査は100%正確ではないので、内診してくれるとのこと。ちなみに尿検査で取った尿のサンプルではこのリトマス紙がネイビー色になりました。変なの〜。陣痛と赤ちゃんの心音を見るモニターに繋がれる。

先生が内診してくれた結果、「うん、破水してないね。まだ袋の中に羊水がありますよ〜」と笑 恥ずかしい!!破水は勘違いだった!笑 でも、子宮口を調べていた先生の顔が一変。「あれま、もう3〜4cmは開いてるよ!どうする?家帰っても良いし、今から入院しても良いし、どっちでも良いですよ」と!う〜〜んと悩んでいると、「そしたらさ、近所のモールの中で散歩でもしておいで 〜。1時間半〜2時間後にまた帰ってきてね」と先生からアドバイスが笑 モールでお散歩ですか!笑 
ところで、こちらのカイくんを産ませてくれたDr. Wagoner先生はなんと大阪産まれの日本人とアメリカ人のハーフの先生だったのです☆色々家族の話を聞かせてくれました♪とても穏やかで落ち着いた年配の先生で、私もJoelも母も「落ち着いた上品な話し方でこっちも安心できるし、心優しい先生だよね〜」って言ってました☆
結局お腹がすごく空いていたので、近くのiHop(パンケーキ屋さん)で分娩のための腹ごしらえを。炭水化物などをたくさん食べて血糖値を上げておかないと痛みに弱くなると本で読んだんです。陣痛が段々痛くなってきたので、陣痛がくる度食事をする手を止めて「。。。」と痛みに耐え、陣痛がなくなると食べ物をガツガツ食べました☆

11:00am 病院に戻る。分娩室に通され、また陣痛と心音のモニターに繋がれる。もう陣痛は2分間隔に。結構痛い!

11:15am 先生が来てくれて再度内診。「子宮口が5cm開いているので、もう人工的に破水させますね〜」と。菜箸にそっくりな棒を持ってきて、羊水の入った袋をひと突き。とたんにじゃば〜〜っと温かい水が大量に流れ出てきてびっくりして大笑いした笑 「痛くないですからねー」って言われた通り、全然痛くなかったです。もう子宮口が5cmも開いていれば、麻酔を打ってもお産が遅くなることはないとのことで、私の好きなときに麻酔を打ってもOKだと言われる。

11:40am 破水すると一気に子宮口が開くと聞いていたけどやっぱりほんとみたいで、陣痛がかなり痛くなってきた。。
ここでまず陣痛より厄介な問題が発生!うちの母のおしゃべりが止まらない。。笑 普段からひとりで一日中喋っている超典型的な大阪のおばちゃんなんですが、陣痛で痛いのにベラベラベラベラ〜〜〜延々と喋られてももちろんこっちは返事もできないしイライラする。「もう〜うるさい〜!!黙ってってば(怒)」と何度言っても、何事もなかったかの用にベラベラベラベラベラベラベラベラしゃべり続ける母笑 もうめっちゃくちゃイライラしました!!
その横でJoelは私を無言で一生懸命サポート!つま先が寒いと言えばまず私のクッサイ足を吐息で一生懸命温め、手でさすり、もこもこ靴下を履かせてくれました♥暇さえあれば水はいるかと聞いてくれ、私の陣痛が来ていないときを見計らい、何ができるか、何して欲しいかと聞いてくれました。血の繋がりって一体。。笑

陣痛がけっこう痛くなってきたので、「epidural(麻酔)下さい。。」と訴える。麻酔は効くまで20分くらいかかると本で読んでいたので劇的に痛くなる前に頼みました。でも!結局麻酔の準備に20分、麻酔医の先生からインフォームドコンセントに10分、麻酔が効くまで20分、でその後約一時間くらい麻酔無しで陣痛に耐えなければいけなくって、これは誤算でしたT0T epiduralを打つ前にIV narcoticというまた違う種類の麻酔を打たなければいけないらしく、そちらでしのぐ。副作用でめまいがありますと言われた通り、めまいを感じました。ちょっとは楽になったけど、そんなに大きな沈痛作用はないなぁ〜という感じ。

12:45pm epiduralを打ってもらう。もうその後は天国そのもの♥痛みなんてな〜い!!自分でボタンを押して投薬量を増加したりもできます。もちろん増量できる上限は決まっているし、自分で薬量をコントロールできる場合、投薬量が最小に抑えられる傾向があるという研究結果が出ているそうです!私は麻酔後も陣痛を結構感じたのが一度だけあったので、自分でボタンを押して投薬量を増やしました。

突然、麻酔科医の先生(ドイツ人の先生ですごく優しかった!)が「あれ?あなたのお母さん大丈夫かい??」と言う。はっと横を見ると、あれだけさっきまでベラベラベラベラベラベラベラベラ喋っていたのに、私が腰に注射を打たれているのを見るのがイヤだったみたいで、壁に顔を向けて椅子の上で縮こまっている。。笑 Joelが、「お母さん、何か飼い主に怒られた犬みたいになってるね!!」と爆笑していた。。。分娩自体も母親は「怖いから私は分娩室に入れへんで」とか言ってたから(でもなぜかずっといたけど笑)血を見たりするのが怖いんかもしれんけど、あんだけベラベラ喋っといて突然の大人しい変貌ぶりに笑った。

1:15pm 子宮口をチェック!10cmということで全開。あとは「プレッシャー」を感じたらプッシュしましょうとのこと。このプレッシャー、来るまで全然どういうものか分からんかったけど、つまり肛門の出口直前あたりまでう○こが下がってきている感覚=赤ちゃんが下がっている感覚でした〜☆
痛みがなくなって超快適なのでネットサーフィンをすることに♪Facebookで家族や友達に分娩中だと伝えたり、クックパッドで美味しそうなレシピを探す。

3:10pm ネットサーフィンにも飽きてきた。全然痛みがないので分娩中ということも忘れてしまう。「暇やな〜〜。。次何しよ。。そういや今の段階ってどういう変化を感じたらナースに伝えれば良いんやっけ。。?」と悶々とし始める。そこで、丁度お尻の穴あたりに例の「プレッシャー」を感じたので横ににいるJoelに、「ねぇねぇ!今ね、プレッシャーを感じるねん!!」とわざとらしく大きな声で話しかける。横に待機してくれているナースに聞こえますようにと願いながら。。笑 するとありがたくナースが声をかけてくれ、「あら、そうなの!じゃあちょっと子宮口をチェックしてみますね!」と言ってくれた☆

「わぁ、もう指半分くらいまで赤ちゃんの頭が下がってきてるわよ!いきみましょう!先生を今すぐ呼びます!」とのこと。何この早い展開は〜!と自分でびっくり。出産の本を怠けて読んでいなかったので、いきみ方がまったく分からずナースに助けを求めると、丁寧に教えてくれた。

何度かいきむ度に、ナースや先生、Joelが上手♪上手♪と褒めてくれ、調子に乗る。途中で、「頭が見えてるよ〜!黒い髪の毛が見えてる!段々近づいてきたよ〜!」と教えてもらう。Joelがすかさず頭が見えてるグロ写真を撮って見せてくれたが、緑色っぽいう○この様にしか見えなかった笑 「ほら、頭触れられるよ、触ってみて!」とナースに言われてカイくんの出始めた頭を自分の指で触る。めちゃくちゃふにゃっとしててびっくりして爆笑してしまい、いきみに失敗!

3:22pm 5回ほどいきんだらグニョンとカイくんが出てきた!紫色で顔が鏡餅みたいに段々に圧縮されていて水死体にしか見えなかった笑 
先生が、「さぁ!赤ちゃんを自分で引き上げて胸の上に乗せてあげて下さい!」とおっしゃる。「え。。!?このヌルンヌルンの水死体を手で持ち上げても身体がちぎれたりしないのか!?大丈夫なのか!?」と変な疑問で頭がいっぱいになる。「え!?腕持って引き上げたら良いですか!?」と言うと、「うん!!」。
言われた通りひっぱりあげ、カイくんを自分の胸の上に置く。そこでカイくんは初めてパチッと目を開け、私のことをじーーっと見ていた♥ここで感動して涙。。泣 
カイくん、陣痛中はとっても苦しかっただろうに、ママは麻酔で超ラクチンで申し訳なかったねぇ。。産まれてきてくれて本当にありがとう!!:)

長いこといきんだ様に感じたけど、時計を見たら10分くらいしかいきんでなくって、ほんと最初から最後まで何てラクチンな出産だったんだ!と感動☆ 

ちなみに、母親はカイくんを見て「ほんまにJoelにそっくりで可愛いわぁ〜!!うちのくみに似なくって本当に良かった!」と大変失礼な発言を繰り返しています。。笑
鼻の先は私の団子鼻に似てるような気もするような。。あとなぜかうちら二人ともクッキリ二重なのに今一重か奥二重です☆mimikurinさんもおっしゃってたけど、赤ちゃんの時ってほんと顔がコロコロ変わるみたいなのでこれからまたどういう表情を見せてくれるのか楽しみ!:)どんなぶちゃいくでもうちらは溺愛して可愛がるんだろうなぁ〜☆

産まれてまだ20分後♪

全身血なまぐさい私。

左から、Wagoner先生、日本から来たおしゃべり核爆弾、可愛いカイ君、サポーティブなJoelくん☆

お腹から出てきて、軽くバスに入れてもらっています♥

感染症を防ぐためと言われ、目の上に何か薬を塗ってもらったカイくん♪