5/21/2011

性犯罪者

矯正施設から社会復帰する予定の性犯罪者が、私たちの住むBellinghamに移り住むという記事が地域のオンラインニュースに載っていました。。
日本じゃ考えられないけれど、実名と年齢、どのような犯罪を犯したのか、Bellinghamの中でもどの地域に住むのか(容易に特定できる位具体的)というのがかなり細かく書かれていてビックリ!でも、何より驚いたのはその人の顔写真。。うん。。。怖すぎる。。。↓↓↓


名前:Brent T. Ebinger (65歳)
犯罪:1991年第一級児童強姦罪(法的な用語は日本語でも英語でも全く分からないので日本語訳は適当です)
1991年第二級児童強姦罪
1999年第三級児童性的虐待罪
被害者となった子どもたちは、全員ベイビーシッターをしていた女の子だったらしい。。

日本じゃこんな情報開示は絶対にしないよなぁ。。。

私も臨床心理士の端くれなので、性犯罪を犯した人の再犯率が非常に高い事や、なかなかエビデンスベースドの治療法でも改善が認められないことは何度も文献で読んだことがある。多分、性欲というのは脳内のリワードシステムと関係性が高いから(人間だって生物だもんね)、治療が難しいのかもしれない。。。

何か複雑やよね。反社会的な行動を起こす人って、多くの場合複雑な家庭環境に育ってたり、生まれつき脳内の構造が一般的な人よりも異なっていることが多かったりするから、そういう人たちがきちんと社会復帰する場も当然必要だと思う。

でも、自分がもし幼い子どもの母親でこのおじさんがうちの近所に引っ越してきたら、きっと私は必要以上にナーバスになって、ひどい嫌悪感を感じるのだろうな。。。

何が良い社会システムで悪い社会システムなのか、結局は個人の哲学によるのだろうと思う。そしてこういった意見は絶対にひとつにまとまることなんてない。こうして犯罪者の社会復帰に関する議論は、何年経っても続いていくんだろうな。。。

【追記】
このおじいちゃんのその後の行方については後のポストに書きました!
また他の登録された性犯罪者をオンタイムで見る方法も同じポストに書いてあります。
http://jksponge.blogspot.com/2012/03/ii.html